
声優・金元寿子が11月30日、東京・シネマート新宿で2015年1月より放送がスタートとなるテレビアニメ『純潔のマリア』第1話先行上映イベントに登場した。
本作は『もやしもん』の作者で知られる漫画家・石川雅之氏が『good!アフタヌーン』(講談社)に連載している同名作を『スクライド』、『プラネテス』、『コードギアス反逆のルルーシュ』などで知られる谷口悟朗監督がテレビアニメ化するもので、アニメーション制作はProduction I.Gが担当する。戦争絶えぬ中世・英仏百年戦争が舞台。戦を嫌う処女で聖母の名をもつ魔女・マリアが人の世の理に対して及ぼしていく影響などが描かれている。
まずは、上映前にブラウンのロングワンピースに髪を結い上げて登場した金元。作品へは、「独特の世界観でどういう映像になっているんだろうか。それに私たちが声を入れるとどうなるんだろうなと、みんなで考えてました」と、キャスト・スタッフともども試行錯誤があった様子をかいま見せる。

上映後に再登壇し、オーディションのことを問われた金元は、「私はテープオーディションだったので、自分が思うままにやらせていただきました。そのとき、原作のセリフが何シーンかに分かれて4つか5つあったんです。原作もですが戦争シーンみたいに息の詰まるものから、そうではないシーンまで、どっちに(感情を)振ったらいいかというのも考えましたね」と、その時の心情を明かし、「女子高生みたいな感じでやってみたんです。16、17歳くらいをイメージして。あまり気負わずにやってみました」と、そのとき演じた感じを語る。
そうして、マリア役に決まったが、実際にアフレコ現場にきてみて、日笠陽子演じる使い魔・アルテミスとの掛け合いをしてみたところ、「最初演じてみたときは、アルテミスに言い負かされてあたふたしていたんですが、使い魔との主従関係は常に意識し、日笠さんに負けないように頑張らなきゃいけないんだというので、私の中の認識が変わりました」と、演技がさらに絞りこまれたとのことで、「そういうところでマリアの孤独感につながるというのはあります」と、キャラが固まっていったそうだ。
続いて、話題に上がっていた日笠と、同じくマリアの使い魔・プリアポス役の小松未可子がVTRでテンション高く登場する一幕も。その2人について、金元は、「2人は主にアフレコ現場を盛り上げてくれています(笑)。真剣なシーンもありますけど、割とワイワイやっています」と、現場の雰囲気も披露していた。
最後に金元は、「いまどきの女の子のような感じの中に、心の重さがある子で、どっちに気持ちを向けていけばいいか考えましたけど、お芝居の中で出たものを、音響監督さんとかに言われたことを消化していければ。これからいろんな展開になると思いますが、来年からの放送を楽しみにしていてください」と、呼びかけていた。
テレビアニメ『純潔のマリア』は2015年1月11日毎週日曜・午後10時30分よりTOKYO MXほかにて放送スタート!






















