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坂東三津五郎 病気療養発表で12月舞台は延期

坂東三津五郎 病気療養発表で12月舞台は延期
坂東三津五郎が病気療養に入ることを発表した

 歌舞伎俳優・坂東三津五郎(58)が病気療養に入ることが27日、分かった。こまつ座の公式サイトを通じて発表した。

 三津五郎は今年12月にこまつ座の舞台『芭蕉通夜舟』に出演予定だった。代役での上演も検討したそうだが、「坂東三津五郎さんの代わりは考えられないという結論に至り、
また、公演は中止ではなく、あくまでも延期(時期は未定)とさせていただきます」と、説明している。

 この事態に三津五郎からもメッセージが寄せられており、「『芭蕉通夜舟』には愛着があり、どうしてもやりたかった作品ですので、無理をしてでも演じることも考えました。しかし『ほぼ一人芝居』という性質上、もし体調不良となった場合には、今以上のご迷惑をおかけすることになってしまいますので、この度は止むを得ず降板し治療に専念することにいたしました。しっかりと体をケアし、再び良い舞台をお見せできるよう努力して参りたいと存じます。関係者、ならびに上演を楽しみにしておられた皆様にはご心配、ご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいでございますが、何卒ご理解、ご寛容を賜りますようお願い申し上げます」と、コメントした。

 三津五郎は昨年9月に膵臓(すいぞう)腫瘍の手術を受け、今年4月に復帰していた。

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