“忍ミュ”の愛称で親しまれているミュージカル『忍たま乱太郎 第5弾再演~新たなる敵!~』(演出:大和田悟史)ゲネプロが20日、東京・文京区の東京ドームシティ シアターGロッソで開かれた。
今年1月に上演(参照記事:ミュージカル「忍たま乱太郎」第5弾上演開始!テーマは絆)された人気ミュージカルが半年を待たずして再演!内容も大きくスケールアップし、舞台の特殊効果を活用したアクションや音楽も全13曲中10曲以上が刷新されるものとなった。さらに、演出にはミュージカル『舞台版 コードギアス 叛逆のルルーシュ』『イナズマイレブン』の大和田氏を迎えるなど、新作かのようなものとなっている。また、最近2.5次元ミュージカル(参照記事:「2.5次元ミュージカル」ジャンル確立させ国動かすのも目標に!オープンセミナー熱気あふれる)も盛んな兆しを見せているが、忍ミュも累計動員が10万人突破するなど、ますます勢いを増しそうな公演となっている。
ゲネプロでは、4年生と6年生の間で起こる人間ドラマに、ところどころで行われる激しい殺陣が繰り広げられる。歌も、タンゴにラップ、バラード、ポップスなど、さまざまなジャンルの曲をキャラクターらが歌い、踊り観客を魅了することとなった。
終了後、囲み会見が開かれ、潮江文次郎役・渡辺和貴(28)、立花仙蔵役・荒牧慶彦(24)、中在家長次役・鷲尾修斗(26)、七松小平太役・早乙女じょうじ(27)、善法寺伊作役・安達勇人(25)、食満留三郎役・小野一貴(23)、平滝夜叉丸役・樋口裕太(19)、綾部喜八郎役・布施勇弥(25)、田村三木ヱ門役・宮崎翔太(24)が出席した。
どんな気持ちで演じたかについては、渡辺は「新作という気持ちで作りなおしました」と、再演ながらもほぼ新作に近いと力を込めると、鷲尾も「まったくの新作のような形なのに、メンバーが一切替わっていないのというのは初めてなので楽しみでもあります」と、うなずいた。
今回の見どころについては、樋口は「第6弾のような、今回は全員にスポットがあたっているような感じです」と、挙げると、宮崎も「気持ちの流れが細かく描かれている」と、これまでとの違いを。すると渡辺も、「歌もダンスも殺陣もすごいボリュームですけど、三木ヱ門と紋次郎の心の葛藤というところを自分自身悩みました。この関係性を観てもらえれば」と、コメントを寄せた。
ほかにも、今回、女装もすることとなる荒牧だが、「うぬぼれをすることによって成長していく仙蔵を観て頂ければ」と、ポイントを挙げたり、鷲尾と早乙女は舞台上に同時に飛び降りてくるところに気を使っているそうで「合わせられるように、頑張ろうぜといって降りています」と、気合を入れていた。
ミュージカル『忍たま乱太郎 第5弾再演~新たなる敵!~』は20日から7月6日まで全21公演で東京ドームシティ シアターGロッソにて!
■ほかキャスト
猪名寺乱太郎:関根航
摂津のきり丸:佐野代吉
福富しんべヱ:植弘介
ユキ:金子有希
トモミ:高宗歩未
シゲ:小玉百夏
大川平次渦正:迫英雄
稗田八方斎:幹山恭市
キャプテン達磨鬼:高橋光
ドクタケ忍者隊 壱:宮川康裕
ドクタケ忍者隊 弐:遠藤誠
ドクタケ忍者隊 参:小笠原竜哉
ドクタケ忍者隊 肆:松村凌太郎
ドクタケ忍者隊 伍:中村利裕
ドクタケ忍者隊 陸:豊
雑渡昆奈門:翁長卓
黄昏甚兵衛:下村尊則
土井半助:真佐夫
山田伝蔵:今井靖彦