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“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も

“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も
これまでにドラマ4000本

 現代のホームドラマの礎を築いた名物プロデューサー・石井ふく子(87)が4日、都内で行われた「第51回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会主催)贈賞式で、広く放送文化・放送事業の発展に貢献した個人に贈られる「第5回志賀信夫賞」を受賞した。

 同賞は、同会の故・志賀信夫全理事長の長年にわたる放送批評活動の功績を記念して創設されたもので、55年の間、プロデューサーとして活躍し、”ホームドラマの母”ともいうべき石井の功績が評価されたカタチだ。受賞をうけ、石井は「とくになにも意識しないまま55年が経ってしまった。なんとなく、丸も点もなく次々と仕事を続けてこられたのはTBSで育ててもらって、いろんな方との出逢いが私の仕事の支えになった」としみじみと振り返った。

“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も
ファミリーも応援に!

 これまでに4000本ものドラマを手がけたが、今後も「フツウのドラマをやりたい。家族の話は続けていきたいですね。出逢って、家族になって、新しい家族が生まれていく…時代とともにいろんなものを失い、また、いろんな新しいことがわかったり変化していくが、家族はいつの時代も大事なテーマ」といまもなお意欲は衰える気配がない。

 この日は、石井作品の常連女優・水前寺清子(68)、中田喜子(60)も花束を持って祝福。「歌手として少し名前が売れてきた頃に、石井先生から『いいのよ、好きにやりなさい』と声をかけてもらい、ドラマと歌の道をつくっていただいたおかげで、いまの私がある」(水前寺)、「私は『ありがとう』を見て育った。石井先生が常に現場で『リハーサルを大切に』『収録時の流れを大切に』と言われていたのを、20年以上もその言葉を大切にドラマをやってきた」(中田)と、それぞれの感謝の気持ちを伝えた。

“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も
石井を祝福する2人

 2人のベテラン女優にとっても特別な存在の石井だが、かつては、水前寺を女優の道に引き込むためにこんな衝撃行動も。

「当時、(ドラマをやるのは)スケジュールがいっぱいで無理だというので、いくら忙しくてもトイレくらい行くだろうと思って、水前寺が来るのを待って何回もトイレに並んだ。私、めげないんです」(石井)

 また、同じくドラマ系では、昨年の大ヒットドラマ「あまちゃん」(NHK)がテレビ部門大賞に選出されるサプライズも。この日はスタッフ4名がステージに登壇したが、「こんなことなら能年さんを呼んでおけばよかった…」「まさか…と思った。この場が”じぇじぇじぇ”!」などとスタップも意表をつかれた様子。MCから”じぇじぇじぇ”なエピソードを問われ、番組プロデューサーの訓覇圭が、「昨年の紅白に”あまちゃん”として出演した際に、ただでさえプロデューサーはやることないのに、あの薬師丸(ひろ子)さんが緊張していて居場所がなかった。そんな状況なのに、能年さんは全然緊張していなかった。それが”じぇじぇじぇ”」と裏話で場内をわかせていた。

“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も

“ホームドラマの母” 石井ふく子、貫禄受賞!歌手・水前寺を口説くためにトイレで張った過去も

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