俳優・藤原竜也(32)、山田孝之(30)、石原さとみ(27)、落合モトキ(23)が30日、東京・新宿ピカデリーで映画『MONSTERZ モンスターズ』(監督:中田秀夫/配給:ワーナー・ブラザース映画)初日舞台あいさつに中田監督とともに登壇し、司会は日本テレビのラルフ鈴木(40)が務めた。
2010年韓国で大ヒットしたオリジナル映画『超能力者』が原案。すべての人間を思い通りに操れる男(藤原)と、別の超能力を持ち男の能力が通じない田中終一(山田)の対決を描いた作品で、終一を慕う叶絵役を石原が演じる。
「初日を迎え緊張しています。僕は見る人すべてを操れる特殊能力を持ち、大変な過去を背負っています。山田くんがまた絶対に僕が死んでも殺すという相手で、山田くんは絶対に操られない男を演じているわけでして、その2人の男の対決の結末を観ていただければと思っています」と、まずは藤原からあいさつ。
一方の山田は、「予告編から緊迫したシーンばかりがあると思われるかもしれませんが、緊迫したシーンがあったと思ったら裸の男が出てくる。また、緊迫したシーンがあって、また裸の男が出てくる。また、緊迫したシーンがあって、また裸の男が出てくる。そんな映画です」と、独特のアピールで場内を沸かせることとなった。
本作で超能力で翻弄されるという役な石原に、現実で訪れたピンチは?とのお題が出されると、「意外とあと30分後からピンチです」と、言い出すことに。場内のみんなが?となるなか、「きのう寝てなくて。朝から『ZIP!』に出演して、(眠気が)1周して2周目になりそうな感じで、あと30分後ごはん食べた後がピークになりそうと思って。達也さんバリに目を開けてないと、と思っています」と、ほんわかエピソードを明かし観客を和ませることに。
続いて、「実生活で人生最大のバトルは?」との質問が飛ぶと、藤原は「そんなのないでしょ」と、言った後しばし考えこみ、「いやー。ないことはないですけどね。人に言えないことはありますけどね」と言うと、山田も、「僕も台本の質問見たときに人生最大のバトルは言えないだろうと思いました」と、率直な感想で周囲を笑わせることに。
すると、石原が「ケンカとかはするんですか?」と、ぶっこみ、藤原は「ケンカ…この前、飲み屋で落合くんのグループに絡まれましたよ」と、話そうとして、これに落合は「それは言えないやつじゃ…」と、絶句。その様子を見た藤原も「これ言っちゃいけないやつでした。それはバトルでした」と、詳しく明かすことはなかった。
舞台あいさつでは、藤原と山田による早口言葉対決も行われることに。これまでも本作のプロモーションで対決が行われてきたそうで、藤原が5勝3敗でリードしていたが、ラルフから「この勝負は3勝分の価値があります」とバラエティーではお約束の事項が伝えられると、藤原は「いままでやってきた意味ないじゃないですか」と、憤慨しつつも男気を見せ勝負を受けることに。
「新春シャンソンショー」「国語 熟語 述語 主語」「この竹垣に 竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけた」をそれぞれ3回ずつ言ったタイムを競う。藤原がカミカミで発声する中、なぜか山田が舞台上に座り込んだり、逆に山田が言っているときは藤原が座り込んだりと、やりたい放題だったが、意外なことに2人とも1分10秒で同着。そこで急きょ「この竹垣に 竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけた」を1回で早く言えた方が勝利となったが、カミカミの藤原に対し、山田は冷静に1発で決め勝利し、勝者の山田には顔写真入りケーキが贈られていた。
最後に藤原は、「いよいよ初日のスタートを切るということで嬉しいです。1人でも多くの方に届けていけたら。心からみなさんに感謝しましてあいさつに代えさせて頂きます」と、PRしていた映画『MONSTERZ モンスターズ』は30日より公開!