女優・中谷美紀（38）が26日、東京・墨田区の江戸東京博物館で2014年NHK大河ドラマ特別展『軍師官兵衛』内覧会に出席し司会は後藤繁榮アナウンサー（62）が務めた。
現在放送中の同ドラマの黒田官兵衛にまつわる192点の国宝や重要文化財などの資料が展示（東京会場では143点）される。中谷は2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に黒田官兵衛の妻・光（てる）として出演していることから開会式に黒田家16代当主・黒田長高氏も出席する中、ゲストとして登場となった。
和装姿で現れた中谷は、25日に放送された回のことを振り返りつつ、光の魅力を「家臣たちをまとめる女城主として温かい大きな気持ちで支えているところが魅力ですね」と、分析し、「大河ドラマは1年かけてじっくり1人の役を演じていきますし、黒田官兵衛というのは数々の困難に見舞われますけれども、家臣たちとの結束を強くして明るく突き進んでいく。そこに私達も共感しながら演じています」と、思いを。
撮影現場について問われると、官兵衛を演じているアイドルグループ『V6』の岡田准一（33）のことを挙げ、「きっと岡田くんがどのように過ごしているか聞きたいんだと思うんですけど」と、会場をニッコリと見回す。そこで、中谷は官兵衛が幽閉されるシーンのことを引き合いに「幽閉に向けて体重をずいぶん落とされました。お食事はかなり制限されて、お顔もすっかり細くなられて。官兵衛のお若いころを演じる折にはあえて体重を増やしていたそうなんです。恰幅よく見せるために。そして、さらにいま体重を減らされてますので、その落差で痛々しくて」と、相当に役作りを練り込んでいる様子を明かすことに。
さらに、岡田の話は続き、「土牢の中で、お食事が水たまりに落ちて、それを召し上がるシーンとか、演技だけではなくて、ちゃんと飲み込むまでしていて熱心に演じていらっしゃいます。それに私達も心動かされて、最後までついていこうという感じになっています」「落馬のシーンではスタントを使わずなされていて」と、岡田の熱演が共演者を奮起させたというエピソードを。
その中谷の官兵衛愛は止まらず、関係者が官兵衛を一番愛していると発言していたことに、「私が一番官兵衛を愛しているので間違えないでください！」と、訴え笑いを誘う一幕も。続けて、「みんなから殿、殿と言われて愛されています」というコメントを裏付けるように、官兵衛のメンバーで先日、花見に行ったエピソードも語りだし「殿と卓球したり、スタッフみんなに胴上げされたりしてました。竹中直人さんがカラオケをされて、私は竹中さんとは音楽に合わせて踊ったりしました」と、明かしていた。
最後に中谷は「官兵衛展を観て頂くことで、ドラマを深く見る助けになるでしょうし、戦国時代へタイムスリップして黒田家を体感して頂ければ」と、メッセージを寄せていた。
2014年NHK大河ドラマ特別展『軍師官兵衛』内覧会は27日から7月13日まで江戸東京博物館にて！
