人気コミックを原作にした舞台のDVD「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The First Result」リリース記念イベントが23日、都内で行われ、出演キャスト12人と演出家の西田シャトナーが登壇した。
同作は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)誌で連載中の渡辺航による人気作で、自転車競技をテーマに高校生が熱いレースを繰り広げる物語。舞台では独自に生み出した表現方法によりロードレースを再現し、2012年の舞台化から“ペダステ”の愛称でファンから親しまれている。
出演メンバーは村井良大(25)、大山真志(24)、廣瀬智紀(27)、太田基裕(27)、鳥越裕貴(23)、郷本直也(34)、滝川英治(35)、鈴木拡樹(28)、宮﨑秋人(23)、河原田巧也(22)、植田圭輔(24)、村田充(36)。
舞台では本物のレースさながら、倒れこむほどの運動量だったという。主人公・小野田坂道を演じる村井は「みんなボロボロになっているのを見て、“これただのアスリートだな”と思いました。役者じゃなくてアスリートだった」としみじみ。小野田の先輩である田所迅を演じる大山も「舞台そでにはけると倒れこみ、音声さんとかが助けてくれた」と過酷な舞台裏を明かし、村井は「倒れた床に汗で人の形ができる」と感慨深く話した。
現場では「ぶっ倒れてもいいぐらいかけてた鼻血出たことも」と村井。爽やかなステージの上とは異なり「大体一回目の公演が終わって楽屋に帰ってくると、みんな床に死体のように寝ていた」(大山)ということだった。イベントでは参加できなかった玉城裕規のコメント映像が流れ、劇中の好きなセリフやファンからの質問に和気あいあいとトークが行われた。
最後に村井は「この舞台は不可能への挑戦から始まりました。ロードレースを舞台で再現するなんて最初は絶対に無理だと思いました。稽古中も試行錯誤の連続でしたが、その結果をたくさんのお客さんに支持してもらえて、観てもらえて本当に感謝の気持ちで一杯です」とファンに感謝。脚本・演出を手がける西田は「ここまで続けることができて本当に幸せ。続いて行く限り頑張りたいです」と意気込みも新たに語った。
「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The First Result」は好評発売中。