アイドルグループ『AKB48』の姉妹グループで名古屋・栄を拠点に活動している『SKE48』新チームSが25日、SKE48劇場で『制服の芽』公演を開催した。
『制服の芽』公演ははチームS 3rd公演として、2009年10月から2013年7月まで約3年9ヶ月もの間行われたロングラン公演で、チームSが最も数多く行った劇場公演としても知られている。今年1月からは研究生も同公演を開演していた。
自己紹介のMCでは、AKB48から移籍となった山内鈴蘭が「名古屋に嫁ぐって決めてまして…」と新天地に骨を埋める覚悟を見せ、この日が不安だったという渡辺美優紀が感極まって言葉を詰まらせると、つられて佐藤実絵子ももらい泣き。「みえぴーも泣いてる!」「歳だから涙腺が弱いの!」と、メンバーから総ツッコミを受け、これには渡辺も涙を流しながらも笑顔を見せた。
田中菜津美はマイペースなトークを続ける大矢真那に対し「不思議なのか、おバカなのかよく分からないですよね」と、先輩にもひるむことなく毒舌で応戦。新たに移籍や兼任になったメンバーが個性の強いメンバーがそろうチームSに早くも溶け込んでいた。
もともとSKE48に在籍しているメンバーも、新メンバーに負けじと、松井珠理奈が得意のダジャレを、二村春香が新しいキャッチフレーズを披露したり、都築里佳と北川綾巴がどっちがより宮澤佐江が好きかで言い争いを繰り広げるなど存在感をアピールした。
ラスト曲『手紙のこと』の前には、新チームリーダーとなった宮澤があいさつ。
「いろいろな場所、いろいろなチームから集まってできたこの新チームS、今日のこの初日で、きっとこのチームの全てを見せることはまだできていません。それはきょうからが本当のスタートだと思っているからです。『制服の芽』公演はファンのみなさんもよく知っている公演だと思います。その公演を、この今の新チームSでやり続けて、これがファンのみなさんから見て、今までの『制服の芽』公演とまた全然違うよねって言っていただけたときに、今このステージに立っている新チームSが本当に正確になっていくなと感じています。その為には、劇場に足を運んで皆さんの目で私たちの成長をこれからも見届けてくだされば嬉しいなと本当に心から思っています。このチーム、すっごいチームになります!すっごいチームにしてみせます。このチームでよかって言ってもらえるくらいマジでやります。なので、新チームS、これからのSKE48をみなさんよろしくお願いします」と、熱い胸の内を宣言するとファンから大きな歓声と激励の拍手が送られることとなった。
■出演メンバー
東李苑、大矢真那、北川綾巴、後藤理沙子、佐藤実絵子、竹内舞、田中菜津美、都築里佳、中西優香、二村春香、松井珠理奈、宮澤佐江、宮前杏実、矢方美紀、山内鈴蘭、渡辺美優紀※田中:HKT48チームH兼任、宮澤:SNH48兼任、山内:AKB48から移籍、渡辺:NMB48チームBⅡ兼任
■25日のセットリスト
Overture
M1:恋を語る詩人になれなくて(ALL)
M2:合格KISS(ALL)
M3:アンテナ(ALL)
M4:制服の芽(ALL)
M5:思い出以上(北川、矢方、山内)
M6:狼とプライド(東、二村)
M7:女の子の第六感(後藤、佐藤、都築、中西、松井珠)
M8:枯葉のステーション(渡辺)
M9:万華鏡(大矢、竹内、田中、宮澤、宮前)
M10:ジェラシーのアリバイ(ALL)
M11:Doubt!(ALL)
M12:仲間の歌(ALL)
M13:水のないプール(ALL)
~以下アンコール~
M14:楽園の階段(ALL)
M15:ピノキオ軍(ALL)
M16:手紙のこと(ALL)