アイドルユニット『バニラビーンズ』のレナとリサが2日、東京・タワーレコード渋谷店で『“NO MUSIC, NO FUCHICO?”始動！発表会』に、漫画家・タナカカツキさん、玩具メーカー「奇譚クラブ」広報のコップのシキ子さんとともに出席した。
2012年の販売開始から現在までに累計500万個を売り上げている大人気カプセルトイ『コップのフチ子』がタワーレコードと共同キャンペーン“NO MUSIC, NO FUCHICO?”を実施することから、バニラビーンズが大人気キャラクター”コップのフチ子”の公式ソングの担当に抜てきされることとなった。
なぜ、バニラビーンズとコップのフチ子の異色すぎるコラボが誕生したのだろうか？その共通点とは、ずばり「ギリギリ」だそうで、レナから「『バニラビーンズ』はこれまで、鳴かず飛ばずの7年間でした。フチ子さんがコップのギリギリのところにぶら下がっている。バニラビーンズはギリギリのところで芸能界でぶら下がっているということからコラボになりました」と、いきなり自虐的な説明をして報道陣を沸かせることに。
レナはそのまま止まらず、「もともと徳間ジャパンでデビューしたんですけど、外で修行してこいと言われ、レンタル移籍して3年です」と、さらなる事情を話しだし、初期のころは“北欧の風”という設定通り、北欧でジャケット撮影していたが、「最初の方はお金があったんですが、カツカツのギリギリです…」と、切実さを見せた。
一方のリサはコラボ以前からコップのフチ子さんの大ファンだったそうで、「SNSで盛り上がっているのを知って、ツイッターのハッシュタグで“うちのフチ子”というのがあって、いろんなところで、ブログやツイッターにアップしてまして…」と、いきなり鼻にフチ子さんを突っ込みだし、その一例を紹介しつつ、「何か一緒に面白いことができないかと思って、そうしてたら声をかけて頂いて嬉しいです」と、喜びを表現していた。
6月18日に発売されるという曲については、フチ子同様に“ギリギリ”OL経験のある『オアシズ』大久保佳代子（42）が作詞（共作）に初挑戦するという意欲作となるそうだが、リサは、「以前OLもされていたので会社のつらいこととかも分かっていると思うので、大久保さんにお願いしました」とのことで、「楽しみです。ブッ飛んだものがいいですよね」と、期待を寄せる。
しかし、大久保を起用した狙いはそれだけではなく、現在の大久保の人気があるそうで、リサは、「私達もそれに便乗させていただきたい。芸能界にしがみついていくコツを教えてもらえれば」と、下心も丸見えだった。
なお、この作詞をするに当たり、今月30日午後5時までのキャンペーンとして、コップのフチ子さんの履歴書なるものを一般募集するといい、これまであいまいだった、そこからフチ子さんの経歴を一部歌詞に取り入れるとのこと。
2人にたとえとして、フチ子さんの経歴を考えてもらうと、レナは、「東北美人。苦労人とかがいいと思います。それも腹違いでとか苦労があってとか、私なんでもしますという感じで、真っ黒な過去があって、ギリギリの人生を渡ってきたからこそ、そういう不幸な秋田美人だと思います」と予想すると、リサは、「シティーガールですね。毎日ものたりなくなって、ある日突然こんなポーズをしだした。うちに何か黒いものを秘めているんでしょうね。そんんところに引き寄せられるのかなと。若干、自分にもかぶせてます」と、コンビで正反対の履歴を想像していた。
なお、コップのフチ子さんは人気となっており、売りだすと即日完売も珍しくないそうだが、CDにもタワレコ限定のフチ子さんがつくそうで、リサは、「バニラビーンズのCDは1万枚行ったことがないので…」と、空前のヒットの予感にテンションも高かった。
