俳優・浦井健治（32）とフリーアナウンサー・中井美穂（49）が24日、東京・新宿バルト9でゲキ×シネ『ZIPANG PUNK～五右衛門ロックIII』（配給：ヴィレッジ／ティ・ジョイ）試写会で舞台あいさつを開いた。
天下無敵の大泥棒“石川五右衛門”（古田新太）に若きイケメン探偵“明智心九郎”（三浦春馬）、女盗賊“猫の目お銀”（蒼井優）、尼僧さん（高橋由美子）、前田慶次郎（橋本じゅん）、石田三成（粟根まこと）、堺の豪商（村井國夫）、豊臣秀吉（麿赤兒）といった豪華メンバーが集結し空海の隠したと言われる黄金をめぐって、歌って、踊って、また踊る『劇団☆新感線』の2012年末から2013年にかけて上演されたエンターテインメント舞台をゲキ×シネとして、スクリーン公開するもの。浦井は2010年の『薔薇とサムライ』ファンにはお馴染みのシャルル・ド・ボスコーニュ役を演じている。
中井から「歌って踊れる天然王子」との呼び込みで現れた浦井。「最高だぁー！！」と劇中のセリフを叫び、いきなりポーズを取ったり、200本のバラに興味を示し、「試写会が終わってからみなさんに持って返ってもらいます！」と、テンションもアゲアゲだ。それは舞台でも同じだったようで、テンションが高くなる古田新太から「健治落ち着け」との声も飛んだのだとか。
しかし、その熱演あって、ファンからは「その熱に引き寄せられるように、『シャルル見たよ』という方が、結構いらっしゃるんですよ。フィールドが広がったと思っています」と、知名度が上がったそう。
恋焦がれての新感線の舞台に立ったが、「橋本じゅんさんから、『観ていて楽しいと思えるやってる方はめっちゃしんどいねん』といわれて、実際、しんどいんです。1回1回本気でいかないといけないんです」という、苦労の裏話も。
左手を2回回して、左手を挙げると思いきや右手を挙げるという演技もけいこから生まれたり、靴がぶかぶかだったのも、シャルルの人格を表すとして採用としたものの、「まあ、殺陣がしづらい！だから衣装さんがお客さんに飛ばさないようにとゴムをつけてくれた」と明かすと、新感線好きの中井は「児童劇団じゃないんだから！」とのツッコミも。
プライベートでも憧れていたという古田と仲良くなったそうで、「古田さんから、コンビニのぐちゃぐちゃな袋をくれたんです。中にはちゃんと包装されたものが入ってて、それが好きな特撮のギズモのお財布が入ってて。包み紙にもfor youって書いてあって。家にちゃんと飾ってます」と、楽しげな様子を見せていた。
さらに、共演した三浦春馬へは、「なんでもできる！きょう映画を見たら、目がハートになって、プレゼントのバラを捨てて帰るくらい、春馬くんはすごいなと。ダンスもできる、笑いもできるし、春馬くんは春馬くんとしていいと思う」と、尊敬のようなコメントも寄せていた。
見どころについては、「春馬くんの毛穴、僕の鼻の穴が見えます。音はハリウッドで録音したそうで、ワールドワイドです。舞台と映画のおいしさがあります」とPRしていたゲキ×シネ『ZIPANG PUNK～五右衛門ロックIII』は3月29日より全国ロードショー！
