女優・常盤貴子(41)、安達祐実(32)が31日、東京・新橋のスペースFS汐留で映画『野のなななのか』(監督:大林宣彦/配給:PSC TMエンターテインメント)舞台あいさつに、山崎紘菜(19)、寺島咲(23)、左時枝(66)、俳優・品川徹(78)、村田雄浩(43)、窪塚俊介(32)、清澤茂宏芦別市長、大林監督(76)とともに登壇した。
北海道・芦別市が舞台。ある老人の死をきっかけに、普段散り散りに暮らしていた家族が古里へと戻ってくる。老人の壮絶な過去を謎の女性があぶり出し、過去と現在を彷徨いながら戦争末期の樺太での歴史をひもとくとき、平和とはなにか、そして生きる事とはどういうことなのかを伝えるという作品となる。
大林監督がほとんどのMCを買って出ることになり、寺島から、「みんながそろうと家族みたいです」と、アットホームな雰囲気を漂わせながらのあいさつとなることに。
常磐は物語のキーを握る謎の女性を演じることになるが、その第一声は「常盤貴子、夢が叶いました!」と満面の笑みでガッツポーズ!「本当に嬉しいです!大林監督の映画に憧れ、大林監督の存在そのものにも憧れて、日々頑張ってきました。本当に幸せです。いま私は幸せ絶頂期です!」と、大林監督作品への出演へ大喜びのコメントが。
「この映画は、いろんな人の大切な運命の糸をたぐり寄せたぐり寄せできた映画です。観終わった後に、自分の大切なつながりに、思いをはせてもらえるんじゃないかなと」と、アピールすることに。
一方の安達も、「憧れの大林監督の映画に出演できるということで、夢じゃないかと思っていて、撮影当日まで、これは夢だと思って過ごそうと思っていました」と、喜んでいたそう。
ただし、「台本を読んでも予想できないことがあって、どうなるんだろうと思いながら現場に行き、やっぱり予想できないことがたくさんありました」と、予測できない苦労もあったそうで、「グリーンバックがたくさん出てくるんですけど、まさか私がグリーンバックになるなんてと思って」と、苦笑いを浮かべることも。続けて、「完成品を観て、感動しましたし、大林監督の摩訶不思議な映画はこうやって作られているんだと思いました。映画を通して人間ってこうやってつながって、続いていくんだなと思って」と、感想も述べていた。
映画『野のなななのか』は5月北海道内先行ロードショーで5月17日には有楽町スバル座ほか全国ロードショー!