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西島秀俊『ゲノムハザード』で体当たりアクション!「僕は痛いのとつらいのが好き」

西島秀俊『ゲノムハザード』で体当たりアクション!「僕は痛いのとつらいのが好き」
左からキム監督、西島

 俳優の西島秀俊(42)が25日、都内・日劇1で行われた映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(監督:キム・ソンス/配給:アスミック・エース)公開記念舞台挨拶に、キム監督(42)とともに出席した。

 原作は、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞受賞の司城志朗『ゲノムハザード』。何者かに記憶を“上書き”された科学者(西島)は、警察を騙る男たちに追われながら、5日後すべての記憶が消えるその前に真実の辿り着くことができるのか? 主人公の妻を装う女・美由紀を真木よう子(31)が演じている。

 舞台挨拶では、「ごく普通の会社員」と「天才科学者」の一人二役を演じたことについて、西島は「脚本を読んで凄く難しい役だと思いましたが、挑戦したいという想いも強かったので挑戦しました。記憶が混ざっているので台本にメモしたり、監督とも全シーン細かくチェックしながら撮影をしました」と語る。

 これについて、キム監督は「今回は二つのキャラクターを持つ役柄だったのでとても難しかったのではないでしょうか。西島さんには西島さんが観客をリードしていく演技をしてほしいとお願いしました。そういう意味では今日観客の皆様に楽しんでいただけたのは西島さんの演技が素晴らしかったからだと思います」と、西島の演技を評価。

 だが、西島は「いや嬉しいですね」としながらも、「監督が全然OK出してくれないんですよ。『今の良かったよ! じゃあもう一回!』と言われてしまう。どのテイクも10~20回くらい撮り直したのではないでしょうか」と、苦笑い。

 また、2人は同級生で、観てきた映画も一緒ということで、「大好きな俳優さんに会える!というファンの気持ちでお会いしたのですが、今回の撮影を通して素晴らしい俳優であり、素晴らしい男だなと思いました。今では監督と俳優というよりも、友達という関係になりました。もう少しいじめたいと思います(笑)」(キム監督)、「作品に対して真摯な方だなと思ってましたが、現場では明るく引っ張って頂きました」(西島)と、笑いを交えながらもお互い称賛し合う場面も。

 アクションシーンについては、キム監督が「本人が率先してやっていました。私はそれをいじめて楽しんでいたんですよね(笑)」と、Sっ気をのぞかせながら西島本人がやっていたことを明かすと、西島は「僕は痛いのとつらいのが好きですからね! もちろん撮影で、という意味ですよ(笑)」と、Mっ気たっぷりに返答。この姿勢を、キム監督は「西島さんの体内にはアクション俳優のDNAがありますからね!」と、評価していた。

 同作は“誰もが僕を騙している”というキャッチコピーだが、「もしも愛する女性が自分を騙してたらどうしますか?」と聞かれた西島は、「事情を聞いて、その事情に納得できたら、できるだけ許したいですね。今まで騙されたことはないと思います。もしかして騙されてたのかな(笑)?」と答え、観客を笑わせる。それにキム監督が「西島さんを飲みに誘います(笑)」と乗っかり、明るい雰囲気のまま舞台挨拶は終了した。

 絶賛公開中。
西島秀俊『ゲノムハザード』で体当たりアクション!「僕は痛いのとつらいのが好き」

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