お笑いトリオ『東京03』の豊本明長（38）、飯塚悟志（40）、角田晃広（40）が9日、都内スタジオで声優を務めるアニメーション『ぴったらず ぴっ之巻』（ポニーキャニオン）DVD完成記者会見を開いた。
「日常生活でちょくちょく起きてる”ぴたりこないもどかしさ”ありとあらゆるシチュエーションで様々なキャラクターたちが織り成す、噛み合わないコミュニケーションの世界を『ぴったらず』と呼ぶ」というコンセプトの中で東京03の3人は独特な切り口でコントを展開し、見終わった後からジワジワ笑みが沸いてくる内容となっている。
会見ではアニメーションによるショートコントを演じた感想を聞かれると飯塚は「僕ら声を先に録って、絵を後からつけていただいたので、抵抗もなくやりやすかったですね」と、スムーズにできたのだとか。角田は「声が先だったものですから、途中やりすぎることがあって～ちょっとグダグダして間延びしてるところもあるので『もうちょっと台本通りやってください～』って指摘されました～」と、スタッフからダメだしされたことを自ら暴露。
苦労したエピソードへは、飯塚は「午前中だったんですけど、一発目から『ガッ！』といきたいという気持ちはあるんですけど…声がついてこないという気持ちとノドがピッタリこないことがありました～」と、答えに笑いが起きる。角田も「朝早かったもんね～最後の方は声カスカスだったよ～」と、収録当時の様子を明かす。豊本は「出番が一番最後だったりしますんで、やっぱ午前中だと眠くなりますね～」と語っていた。
見どころについては「やりとりが自然なはず」（飯塚）、「シチュエーションもね擬人化されたキャラクターがそれぞれ違うんで、違和感がありそうな中、会話はしっくりいってるところがオモシロいんじゃないかな～」（角田）、「キャラクターもヘンテコなんで、最初は『あれっ？』と思うんですけども、見ているうちにそういう生き物に見えてくる感じが見やすいと思います」（豊本）と、アピール。
ヒートアップしたツッコミの飯塚がほかの2人をどついたことも暴露。これに対して飯塚は「映像にも音声にも残らず、ただただ殴られたという状況でした、でも、それでテンポがあがったり、テンションがあがったりするんでね！」とのコメントに角田も豊本も納得している様子で「東京03」の結束力を見せていた。
この日は音声コメント収録があり、アニメを見ながらのアフレコに挑戦し、「難しかったですね～見入るわけにはいけないし～話がまとまらないんですよ～」と、角田の暴露に飯塚が「なので、それを聞くときはサラッと聞いてほしいですね～」と、弱気な発言も。
ちなみにお気に入りのキャラは「数字ランキング」の『4』とのこと。『4』を演じた角田は「コメンタリーで飯塚さんから『野球なら”4番打者だ”』って出た時に、それを忘れてたんですよ！それを本編でおぼえていたら～」と悔しさを滲ませると飯塚から「本編で言い負かされちゃうんですよ！本来『4』と『6（飯塚）』が戦わなくてはいけないんですけど～」とのダメ出しに角田は「口が立つんでね～」と反撃するも「あなたが立たなさすぎ！」と返り討ちに遭う姿に一同爆笑。
話が今年の抱負へと向き、飯塚は「この『ぴったらず』という言葉を流行語大賞を目指そう！というスタッフ一同の思惑があったと、さっき聞いて『そんな大きな野望があったんだ～』と思って『なんか荷が重いな～なんで僕らを選んだんだ～』って感じでした。ちょこちょこ使っていきます」と自虐発言が飛び出したが角田が「その自覚をもたなければいけないな！と思いました！」とマジメ発言も飛び出した。
また、「婚約」と「本厄」を聞き違えた記者からの質問にポカンとした飯塚だったが、すかさず「『ぴったらず』ですね～」と切り返し、またまた大爆笑。そして2013年10月に再婚した角田は新年の様子を聞かれると「新しい家族ができた重み、一度結婚を失敗してるんで…大事にしてこ！」と、答えると間髪入れずに飯塚は「1回目の結婚が『ぴったらず』だったんだよね！」とイジる。
周りが大笑いするなか角田は「やめて！も～『ぴったらず』にならないように『ぴったり』になるように！と思います！」と決意を語り、終始笑いが絶えないまま会見は終了した。
『ぴったらず ぴっ之巻』DVDは1900円（税抜）、『ぴったらず（仮）』書籍は1000円（税抜）で好評発売中！
