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『アラビアのロレンス』主演ピーター・オトゥールさん 死去

 世界的な大ヒットとなった映画『アラビアのロレンス』で主演を務めた俳優のピーター・オトゥールさんが14日、英ロンドンの病院で死去したと、16日にNHKが報じた。81歳だった。

 オトゥールさんはアイルランド出身。1955年にプロの俳優としてデビューし、62年に映画『アラビアのロレンス』で主演を務め、一躍脚光を浴びた。

 その後も『冬のライオン』、『チップス先生さようなら』などで主演を務め、シリアスな役からコメディまで幅広く活躍。75年には腹部に悪性のがんが見つかったが、大手術を経て奇跡的に回復し、その後も数々の映画に出演した。アカデミー賞の主演男優賞に8度もノミネートされながら一度も受賞にはいたらず、03年にはその功績が称えられて、名誉賞を受賞している。

 オトゥールさんは去年7月に俳優業の引退を発表しており、代理人によると、闘病生活を続けていたロンドンの病院で14日、亡くなったという。

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