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作詞家・岩谷時子さん死去「愛の讃歌」「君といつまでも」など手掛ける

 作詞家の岩谷時子さんが25日午後3時10分、肺炎のため都内の病院で亡くなったと、29日朝放送の『朝ズバッ!』(TBS系)が報じた。

 岩谷さんは1916年に韓国・ソウル市生まれで、5歳で帰国。神戸女学院大卒業後、宝塚歌劇団出版部に就職し、『歌劇』の編集長を務めた。51年から63年まで東宝文芸部に所属しながら、越路吹雪さんのマネージャー兼作詞家として活動し、越路さんのヒット曲「愛の讃歌」や「サン・トワ・マミー」などを訳詞した。

 その他、『ザ・ピーナッツ』の「恋のバカンス」、『ピンキーとキラーズ』の「恋の季節」、加山雄三の「君といつまでも」など3000曲を超える作詞を手掛け、女性として初めてレコード大賞作詞賞を受賞。10年に『岩谷時子賞』を創設し、毎年4月の授賞式には元気な姿を見せていたが、最近は体調を崩して入院し、10月に入ってから容体が悪化したという。

 葬儀・告別式は近親者のみで行われ、後日お別れの会が開催される予定。

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