川崎市出身の3ピースバンド『SHISHAMO』の宮崎朝子(Gt.Vo)が、2025(令和7)年4月7日に川崎市に新たに開校した新小倉小学校の校歌を児童たちと一緒に制作することになり、5月27日には交流会に出席するため、同行を訪れた。新校歌は12月13日の開校記念式典でお披露目を行う予定。
2025(令和7)年4月月7日、川崎市に115校目の新たな小学校として開校(令和になってから初)した新小倉小学校。今回、子どもたちの発案から、川崎市出身3ピースロックバンド『SHISHAMO』宮崎朝子(Gt.Vo)一緒に校歌を作ることになった。今後、児童が考えた言葉をもとに、宮崎が作詞作曲を行い、児童による校歌練習等を経て、12月13日の新小倉小学校開校記念式典でお披露目する予定となっている。
■これまでの経緯等
令和7年4月
6年生児童から「自分たちの学校の校歌を自分たちでつくりたい」という声が授業で上がり、それを受けて「総合的な学習の時間」(※)で校歌作成に向けた調べ学習がスタート。
令和7年4月~5月
調べ学習で、地域にゆかりのある方に校歌の作成を依頼した事例(市立小杉小学校)があることが分かった。そこで、幸区にゆかりのある音楽家の方について児童が話し合った結果、宮崎さんが候補に上ったという。校章も宮崎さんの母校である幸区の市立川崎総合科学高等学校のデザイン科の方に作っていただいたことなどから、宮崎さんに校歌作成を依頼することについて6年生児童が校長に相談した。
令和7年5月中旬
児童から宮崎さんへ「校歌づくりのお願い」に係る手紙を送った。
令和7年5月27日
宮崎さんを学校に招き、児童との交流会を行い、宮崎さんから正式な快諾をいただき、「一緒にステキな校歌つくりましょう」というコメントも。
現在は、6年生児童が歌詞に入れたい言葉を授業内で検討している。
※総合的な学習の時間・・・探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標とする学習活動
宮崎さんコメント
児童の皆さんから一緒に校歌を作りたいというお手紙をいただいて、まず自分が生まれ育った川崎市に新しくできた小学校の校歌制作に携われるなんて、とても縁を感じましたし、声をかけていただけたことを光栄に思いました。
先日皆さんの教室におじゃまして、校歌をどうやって作っていくかという話し合いの授業に参加させていただきましたが、児童の皆さんが主体となって進めていく姿に感動しました。
これから児童の皆さんと一緒に校歌を制作していくことを本当に楽しみにしています。皆で一丸となって作れる喜びを大切にしながら作っていきたいです。
SHISHAMO Gt.Vo 宮崎朝子
新小倉小学校校長のコメント、6年生児童の声
「新しい学校の校歌をつくりたい」と6年生の子どもたちが考えて、自分たちで話し合い行動したことが、SHISHAMOの宮崎さんにご協力をいただけることにつながり、驚くとともに嬉しく思っています。宮崎さんには来校をしていただき、6年生と交流していただきました。「一緒にステキな校歌を作りましょう」とのお話しに、子どもたちは大喜びでした。これから校歌の歌詞に入れたい言葉を考えて決めていくことになっています。どのような校歌ができるか、とても楽しみにしています。
新小倉小学校 校長 田中 康子
・みんなで考えたことが大きなことにつながって、こんな素敵な会ができました。でもここで終わりではありません。みんなで歌詞の言葉を考えて、宮崎さんとこの世に一つだけの校歌を作れたらいいなと思います。
・宮崎さんも学校のためにたくさん質問をしたり、私たちの気持ちを聞いてくれたりして、お願いをしてよかったと思いました。手紙をしっかりと読んでくれていて、気持ちが伝わっていたのがうれしかったです。頑張ろうと思います。
6年生児童
(参考)学校概要
校 名 川崎市立新小倉小学校
所在地 川崎市幸区新小倉2丁目15番地
開校日 令和7年4月1日
校 長 田中たなか 康子やすこ
児童数 535名(クラス数:20クラス ※6年生は児童数:32名、クラス数:1クラス)
学校教育目標 「新しい自分をつくる 未来をつくる」
【参 考】
校名 児童アンケートや地元町内会等の御意見を伺いながら、案を決定
校章 同区内に位置する市立川崎総合科学高等学校デザイン科に校章案の募集を行い、その案を基に決定
今後の流れ
①6年生児童を中心に、歌詞に入れたい言葉アンケートの実施~まとめ~案作成。
②宮崎さんによる校歌づくりスタート。
③校歌作成後全児童による校歌練習。
④12月13日に開校記念式典で初披露。








