俳優・廣瀬智紀(28)、山田ジェームス武(25)が14日、東京・有楽町朝日ホールで映画『セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY』(監督:横井健司/配給:日本出版販売)先行上映&トークイベントに登場した。
原作:橘 紅緒、作画:宝井理人の高校3年生の篠弓弦(山田)と高校1年生の芹生冬至(廣瀬)との1週間限定の恋を描いた、人気BLコミックの実写化作品。前編の『MONDAY→THURSDAY』初日は483席の劇場が即完、2日間で1500人以上を動員するなど大ヒットを記録している。本作では、THURSDAYで恋に自覚した冬至の残り3日間の結末が描かれる。
廣瀬も山田も元気よく舞台に飛び出してきて場内を沸かせつつ、廣瀬は、「撮影の10日間、弓弦さんのことだけを考えて臨みました。原作に忠実に撮ろうということで、すごく綺麗に撮って頂いて風景とかも楽しめます」と、アピールすると、山田も、「マンガにもたぶん地図が載っているんです。フェリス女学院さんとか。観た後も、横浜のロケーションを楽しめると思います」と、うなずいた。
現在公開されている『MONDAY→THURSDAY』の反応について、廣瀬は「僕、普段舞台とかが多くて、生の声とか、直接反響を頂くことが多いんですけど、観て頂いているお客様だったりに観たよという声を頂けるのは嬉しい」と、笑みを見せ、山田は、「池袋でも1日2回上映が3回に増えたりして嬉しいです」と、事例を交えて実感を。
前編とどう心情が違うのかへは、廣瀬は「弓弦さんの性格とか人間性に惹かれていけばいくほど、弓弦さんが何を考えているんだろうというので、こんな面もあるんだって好きになっていくんだというので、好きになっちゃうんだよね」と言うと、山田は「言いたいことをパッと言うキャラクターですけど、後半はそれがさらに加速していったと思っています。お互いの気持ちが見えてきたという部分もあると思います」と、話していた。
続けて、弓弦と冬至の今後の展開を2人が即興で演じることに。弓弦が卒業を迎えたというシーンで、2人とも1人でほかのキャラクターも演じて観客を爆笑させたり、観客からの事前質問で寄せられたお互いの最初の印象を語ったり、アンケートで電話番号を書いた方へ抽選でキャラになりきって壇上から電話し、山田は「出るの遅いよ復讐として陰湿なしごきをしてやる!じゃあな」とセリフを発したり、廣瀬が「きのうまではフリーだったけど、きょうからはもうダメ。2人では一緒に会えない。弓弦さんと3人で会お」と、メッセージを寄せていた。
最後に山田から、「前編・後編合わせて1本の作品であって、やっとみなさんに観てもらえる機会があってすごく嬉しいと思っています。自分たちのちょっとした恋愛ですけど、共感できるようなはがゆさがたくさんある作品です。たぶんみんな経験していることだと思うし、(原作を)観ていない人でも共感できる作品だと思います」とPRしたが、廣瀬が「僕達の恋愛を味わって頂いて、瑞々しい、男同士ではあるけれど、少女漫画のような本当に瑞々しいものを大事に作りましたので瑞々しい感じで…」と、“瑞々しい”を連発したため、山田が「ビチョビチョだよ!」と、ツッコミを入れて場内は大爆笑だった。
映画『セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY』は7月4日より池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開!
■STORY
高校三年の篠弓弦は、芹生冬至と一週間限定の恋人として付き合っていた。月曜日に軽はずみで付き合う事になり、火曜日には相手を意識しはじめた。水曜日に距離が近づいていくのを感じると、木曜日に恋している自分を自覚するのだった。そして残された金曜日から日曜日の三日間、友人から渡された試写会のチケットを持った弓弦が芹生に声をかけるが、お互いの距離が近くなればなるほど、そして一緒にいることが当たり前になると、これが友情なのか本当の恋なのかを意識し始めて自分の気持ちがわからなくなる二人。そして一週間の最後の日が訪れる。二人の恋の行方は・・・・