アイドルグループ『AKB48』の“はーちゃん”片山陽加(22、チームB)が出演する16日から24日まで上演のミュージカル『新幹線おそうじの天使たち』(演出:吉川徹)へグループの美術部長として新作絵画を披露することが16日、分かった。
作品はタイトルが示す通り新幹線の掃除舞台裏を描いたもの。新幹線清掃会社である株式会社JR東日本テクノハートTESSEI(愛称:テッセイ)で実際にあった7年にわたる業務革新の軌跡と、それを支えた女性たちの成長ドキュメントを描いたもので、大ヒットセラー『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)を原作としている。
片山は背景の絵画を手がけたそうで、「ベビー休憩室に張る絵という設定だったので、子どもが好きそうな動物の絵をクレヨンで描いたり、おりがみを使ってお花を描いて見たり。あと、演出家の方から親子が手を繋いでる絵を描いてと言われたのでその絵も描きました」と、点数は多い様子。
舞台については、極貧の生活を強いられている菜々子を演じるという片山。「今回ほど演技も歌も踊りも盛り沢山なのは初めてで、稽古場でかなり苦戦しましたし、まわりのキャストさんみんなベテランの方々ばかりなのでできない自分がすごく嫌になったりしました」と、だいぶと苦労したそう。
しかし、「みなさん本当に優しくて、アドバイスをくださったり、演技の話だったりと日々先輩方の間近で勉強できた事や、こういう捉え方もあるのかと演出家の吉川さんにもわかりやすい例えでいつも演技指導して頂き、AKB48では経験できない事をたくさん教えて頂きました!だからこそ、アイドルAKB48の片山陽加ではなく、舞台に立つ1人の人間片山を観ていただきたいです!」と、意気込みを見せている。
ミュージカル『新幹線おそうじの天使たち』は16日よりAiiA Theater Tokyoで上演!
■STORY
ずっと専業主婦だった多恵子(杜けあき)が、新幹線清掃のパートを始めた。同僚は、借金だらけで派手好きの奈美(松本明子)、会社をリストラされた元経理OL独身の優子(樹里咲穂)、極貧の菜々子(片山陽加(AKB48)、異常なキレイ好きの一也(鎌苅健太)、そして新幹線開業からいると噂の大ベテラン政江(木の実ナナ)と、一癖も二癖もある面々。仕事もきつく殺伐とした職場に、ある時、新役員として戸田(モト冬樹)が赴任してきた。やがてそれぞれが仕事のなかに喜びややりがいを見いだし、生き生きと輝き始めてゆく。