剛力彩芽“オズの魔女”衣装で魅了！宮本亜門はマジック大成功

　女優・剛力彩芽(20)が27日、都内で行われた映画『オズ はじまりの戦い』(監督:サム・ライミ/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)の公開を記念した『オズの魔法使い』読書感想文コンクール表彰式に、演出家の宮本亜門(55)とともに出席した。

　世界的に有名な絵本『オズの魔法使い』の前日談をディズニーが完全映画化した『オズ はじまりの戦い』の公開を前に、全国の書店で発売中の『オズの魔法使い』コンクール対象書籍を読んで、感想文を書いた611人の中から、各賞を選考。

　舞台の幕が上がると、ステージ中央には宮本の姿が。ブックマジックを披露し、『オズの魔法使い』の巨大な絵本のオブジェからは剛力が登場！ さらに宮本はマジックでポンと出した花を剛力にプレゼントさせ、会場を沸かせた。

　マジック初挑戦という宮本だったが、「なかなかクセになりそうですね」と、周囲が喜んでくれた状況に興奮。同映画のキーカラーとなっているグリーンを基調とした衣装で登場した剛力も、宮本のマジックに「緊張したけど、私は宮本さんについていけば大丈夫だと思いました」と笑顔を見せ、手にしていた魔法のステッキも「女の子にとっては憧れますよね。これ、本当にいいですね」と、いたく気に入っていた。

　実際に読書感想文を選考した2人は、「大変面白かったです。100年以上前に書かれた話だけど、バラエティーに富んでいて、世代も違うけど、皆さんが自分の生活と照らし合わせていらっしゃった」(宮本)、「凄く感動しました。何回も読みながら泣きました。魔法の国って夢の国だけど、人間らしさが伝わってきて、楽しかったです」(剛力)とコメント。『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)で、月9初主演を務めている剛力は、「もともと本を読むのが好きで、最近はドラマの題材にもなった太宰治の『晩年』を頑張って読んでます。台本を読んでいても気になるので、実際に読んでみたくなるんですよね」と、自身の読書事情についても明かした。

　同映画を観た感想を宮本が「面白かったですね～！ 最初からこう来たかという感じで、ローラーコースターに乗っている感じで、次々と展開していく」と語ると、剛力も「3Dで観たから、引き込まれました。一緒にオズの国を冒険しているような感覚で、映像がとにかくキレイ」と、同調。そして、「オズはイケメンだし、魔女が美人なので、親子で楽しめる作品。3人の魔女は本当に見物です。3人とも戦い方が違うし、女の子同士で観たら、『私、この魔女が好き！』ってなりそう」と見どころをアピールし、「私は赤い魔女のセオドラが好き」と、好みの魔女を挙げた。

　昨年上演されたミュージカル『ウィズ～オズの魔法使い～』を手掛けている宮本が、「また手を加えてみたい。今度の再演は凄いですよ！」と燃えているところに、報道陣から「もう次の主演女優は決まった？」と、問いかけが。これに宮本は戸惑いつつも、剛力に「歌と踊りは好き？」と質問。剛力が「どっちも大好きです。ダンスは昔からやっているので」と返すと、資質アリと見込んだのか、宮本は「彼女は陶器の少女そっくり。なんとも美しくて愛おしくて、誰もが彼女のことを愛してしまうんですよ。その役がぴったりかもしれない」と提案を。さらに「僕は猿のフィンリーかな。似てるんだもん(笑)」と、2人を映画だけのオリジナルキャラに例えた。

　歌手デビューも決定しており、4月から全国5都市で記念イベントを行う剛力は、「ボイストレーニングも行かせていただいてますし、まさかこんなに早くやらせてもらえるとは思っていなかった。歌って踊ることが決まっているので、いままで習ったかっこいいダンスが見せられるかなと楽しみです」と、意気込んだ。

　最後に、この日営まれた市川團十郎さん(享年66)の本葬に参列したという宮本は、團十郎さんの息子で歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が今年8月、初の自主公演『ABKAI(えびかい)』の演出を手掛けることについて聞かれ、「新たな海老蔵さんのスタートなので、いままでにない新たな歌舞伎を作り始めています。彼の意気込みも凄いので、頑張ります。日本中に花を咲かせます」と誓った。

　3月8日、3D・2D全世界同時公開。

　表彰式では剛力、宮本らがプレゼンターを務め、以下の受賞者に賞状、目録が贈られ、審査員特別賞一般の部受賞者の中島明日香さんが、憧れの宮本を前に号泣する場面もあった。