お笑いタレント・鉄拳(40)が7日、神奈川・川崎市内のスタジオで行われた映画『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』(監督:ツイ・ハーク/配給:ショウゲート)の公開を記念した『空飛ぶケン』イベントに、元ボクシングWBA世界Jr.フライ級王者でタレントの具志堅用高(57)、お笑いコンビ『トータルテンボス』の藤田憲右(37)とともに出席した。
アジアが誇る世界的アクションスターのジェット・リーと、彼をブレークさせた大ヒットシリーズ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』でメガホンをとったツイ・ハーク監督が、14年ぶりにタッグを組んだ同作。ジェット・リー史上最大の超絶3Dアクション・アドベンチャーが、いよいよ日本で公開される。
同作の副題『空飛ぶ剣と幻の秘宝』にちなみ、鉄“拳”、具志“堅”用高、藤田“憲”右と、“ケン”の名を持つ3人が、劇中をイメージした衣装で登場し、剣を片手に本気のワイヤーアクションに挑戦！ 鉄拳は、宙を舞った自身の姿を「かっこよかったです。自分で感じました」と自画自賛し、レギュラー番組『おはスタ』(テレビ東京系)でおなじみのポーズ「オッハー！」を決め、藤田から「違う、違う」と突っ込まれた。
大人も泣けるパラパラ漫画を描き、話題となっている鉄拳だけに、「久しぶりに鉄拳になって仕事をしました。最近、自宅でパラパラ漫画を書く仕事ばかりなので」と、もはやパラパラ漫画が本業の現状を告白。『ドラゴンゲート-』を観た感想について、「最後、巨大竜巻の中で闘うところが凄かったですね」と語り、「僕、ジェット・リー大好きなんですよ。まだ名前がリー・リンチェイの頃の『少林寺』も『阿羅漢(アラハン)』も好きだった。『キン肉マンⅡ世』でアラハンという超人を描いたら、採用されて、漫画にも出てきたんですよ」と、主演のジェット・リーにまつわるエピソードも披露した。
その後、3人は再び宙に舞い、黄金のおみくじくす玉を割って2013年の仕事運占いへ。藤田は「小吉、現状維持」、具志堅は「大吉、大願成就」だったが、鉄拳は運悪く「凶、四面楚歌」という結果に。だが、「たしかにいま、ずっと一人でパラパラ漫画描いていて、誰も助けてくれません。『今年が勝負の年だ』ってマネージャーに言われたんですけど、信用できないですね」と、なぜか納得していた。
今年の抱負を聞かれ、鉄拳は「9月までパラパラ漫画の仕事が決まってるんですよ。まだどんな仕事か言えないけど、かなり話題になると思う。今年一年は、頑張ってパラパラ漫画を極めたいと思います」と答えるほど、凶という占いの結果もどこ吹く風の順調ぶり。しかし、「芸人じゃなくて、もう漫画家ですね。こうやって出てくるのも、もしかしたらこれが最後かもしれない。明日、筋肉痛が心配です」と、“芸人・鉄拳”としては露出が減ることは否めないようだ。
昨年、自身のパラパラアニメ『振り子』が、英ロックバンド『MUSE』の楽曲「エクソジェネシス（脱出創世記）：交響曲第3部（あがない）」の公式PVとして採用され、全米・ヨーロッパなど世界各地で配信された鉄拳に対し、報道陣から「海外進出は？」と質問が。これには「いろいろ話は来てますけど、できるかできないかはマネージャー次第。まだ言えないけど、CMとか、大物プロデューサーや大物脚本家の人とも一緒にやってる。今年の4月ぐらいには公開できたら」と答え、春には実態が明らかになる模様。
年末年始も「4本締切があったので、ずっとパラパラ漫画の仕事をしていました。テレビには出てないけど、ずっと描いています」と多忙だった鉄拳は、「今年厄年で、2日に厄払い行ったんですけど、その直後に身体半分がしびれちゃって。塩まいたら治りましたけど。今年は体調管理に気をつけないといけない」と、ブラックジョークで報道陣を笑わせた。
1月11日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー。
