人気アイドルグループ『AKB48』の“あっちゃん”こと前田敦子(21、チームA)が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。
24日～26日の3日間、『AKB48』の目標だった東京ドーム公演の後は、ホームである秋葉原のAKB48劇場での卒業公演。05年12月8日の劇場オープンから2455日目に、250人の観客を前に「きょうは笑顔で(お別れを)言えそうです」と涙をこらえ、笑顔で挨拶した。
28日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、同公演は、27日夜に『HEY！HEY！HEY！』(フジテレビ系)の特番で生放送され、NHKの『ニュースウォッチ9』でも報じられるなど、もはや国民的ニュースに。あっちゃんは“たかみな”高橋みなみ(21、チームA)、“麻里子様”篠田麻里子(26、チームA)、“こじはる”小嶋陽菜(24、チームA)ら初期メンバーと「スカートひらり」「会いたかった」「フライングゲット」「Everyday、カチューシャ」などを披露し、最後は「桜の花びらたち」で全22曲を歌い上げた。
メンバー一人一人があっちゃんにメッセージを送り、抱き合う場面も。総選挙で、あっちゃんと1位の座を争った“ゆうこ”大島優子(23、チームK)は、「あっちゃんが独り立ちして女優としてやっていても、私たちはライバルだと思うし、仲間だとも思う」と語りかけ、“ともちん”板野友美(21、チームK)は、「卒業の1ヶ月前にケンカしちゃった。AKBでいる時間は限られてるのに、一緒の時間を大事にすればよかった」と後悔の涙を流したが、東京ドーム公演時に仲直りしたことも明かした。
最後に、あっちゃんは「私はこの劇場が大好き。メンバーや皆さんが大好きです。長かったか短かったかはわかりませんが、最高の7年間でした。皆さん本当にありがとうございました」とメッセージを送り、公演後には劇場のバルコニーに拡声器を持って登場するサプライズも。劇場前に詰めかけた500人のファンからは歓声が上がった。
