女優・森田涼花(19)が17日、都内にて開催された『劇場版 あなたの知らない怖い話』(リバプール)DVD発売記念イベントに登場した。
本作は、DVDで計4作がリリースされてきたホラーストーリー集『あなたの知らない怖い話』シリーズ初の劇場版をDVD化。幼い頃に母親を空き巣に殺された過去を持ち、大学院で犯罪心理学を学んでいる琴美(森田)は、友人から、「見ると“呪いの力”を手に入れることができる」という映像の存在を知らされる。その力で母親の復讐を果たすよう持ちかけられ、最初は取り合わなかった琴美だったが、偶然その映像を見てしまい…。
「怖い話ということで、黒にしてみました」と、シックな黒のワンピースで装った森田、本作のDVD化は知らなかったそうで、「今日いただいてちょとびっくり、うれしいですね」と、ニッコリ。映画撮影時の思い出を聞かれると、「もう、とうの昔のことなんですが」と、切り出し、持ち前の天然ぶりで報道陣を和ませる。実際の病院での撮影があったそうで、「患者さんもいる中での撮影で、こんな場所で撮影していいのかと思うと、ちょっと心地悪かったです。病院だからって、とくに何かが見えたわけではなくて」と、振り返る。
「何か見える」と、話すように森田は霊感が強いとのことで、「以前、地方ロケでホテルに泊ったとき、急に水の音がしてきたんです。そのまま金縛りにあってしまい、低い声も聞こえてきたんです。これは絶対武将さんだなって思いました」と、自らの恐怖実体験を語るが、「でも、そのまま寝ちゃったんですけど」との天然なオチには報道陣も爆笑。
女優としての初主演作品がホラー映画だったことについて聞かれると、「ホラーは本当に苦手で。劇中では、手をつないで歩いていた友達が突然車にひかれてしまい、自分の目の前で死んでしまう、っていうシーンが一番怖かったですね。でも、この作品はホラーといっても怖いだけでなくて、切なくて。身にしみるような怖さがある作品です」と、しっかり作品PRも。
9月には待望だったという20歳になる森田は、5月末に『アイドリング!!!』を卒業して、女優業に進んでからの気持ちを尋ねられると、「これからもずっと不安はあるけれど、決まったからにはやるしかないという感じです。どこか自信もあって、ウズウズしています。毎回、初心な気持ちで挑めたらなって思っています。これからも、今までの自分がまったく知らない世界とか、役柄を演じられたらと思います」と、あらためて決意も。20歳を迎えることについては、「自分が生きてる上で、年齢という数字があとから背中についてくる感じでしょうか。特別な思いは無いけれど、成人式で振袖が着れるのは、今からとても楽しみです」と、笑顔で語る。
また、アイドル時代の“恋愛禁止”ルールがすっかり身についてしまい、「なかなか心の掟が取れないですね」と、笑う森田は、「でも、好きになったら仕方ないし、止まらない。まだそういう人は現れてませんけど」と、自身の恋愛観を明かすと、「今は、29日から始まる舞台『おるんと高麗(こまいぬ)』の稽古中です。昭和初期の時代、芸者さんの話なので言葉とか美しいんですが、でも女世界の話なので醜かったり、切なかったりの淡い恋物語です」と、あくまで自身の恋愛は、まだ演ずる役柄の上のみの模様。
ホラー映画を観るのは大の苦手というが、「DVDをいただいてしまったからには観なくては」といい、「観るからには、深夜2時くらいから。部屋の電気を消して、しっかり心のセッティングをして観ます。夜中3時ころって一番怖いですよね」と、笑顔で話す森田、「みなさんもぜひ、心の準備をして怖い話を楽しんで下さい」と、笑顔でアピールし、和やかなイベントを終えた。
DVD『劇場版 あなたの知らない怖い話』は8月1日から全国サークルKサンクス、カルワザオンラインにて、1500円(税込)で限定発売中。