JMDC、腎機能悪化の進行を予測するアルゴリズムを開発し特許取得

株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮)は、透析移行の早期予防介入を目的とした「腎機能悪化スピード予測アルゴリズム」の研究開発を進め、その実装システムに関する特許を取得しました。

腎機能悪化スピード予測アルゴリズムの詳細

このアルゴリズムは、糖尿病性腎症を含む慢性腎臓病の進行速度を予測するもので、約12万人の腎機能値(eGFR)を10年間追跡したデータを基に開発されました。慢性腎臓病は進行が遅いため、早期の予防介入によって透析への移行を遅らせることが可能です。この新技術により、患者の生活の質(QOL)の保持や医療費の削減が期待されています。

特許情報

発明の名称: 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム特許番号: 特許第7443613号登録日: 令和6年2月26日発明者: 齋藤 知輝、尾谷 和則(JMDC)

今後の展開とエビデンスの獲得

JMDCはこのアルゴリズムを自治体や健康保険組合の保健事業に具体的に展開し、実際の効果を確かめるためのエビデンス獲得を進めています。論文は医学論文のプレプリントサーバーである「medRxiv」に公開されており、今後の学術的な検証が待たれます。論文URL:medRxiv

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