
日本最大級のファッションと音楽のイベント「Girls Award 2012 SPRING/SUMMER」が26日、東京国立代々木競技場第一体育館で開催され、人気アイドルグループ『AKB48』の“まりこ様”こと篠田麻里子(26)がトップバッターを務め、3万1000人の客席はヒートアップ。
09年より毎年開催されている同イベントは「渋谷から、世界へ」がコンセプト。5回目となる今回は、ビートルズ結成50周年ということもあり、彼らの楽曲である『All you Need is LOVE』をテーマに掲げ、音楽とファッションから溢れる“愛”を表現したエンターテインメントが提供される。
ショーの顔ともいえるファーストフェイスは、これまで人気のファッションモデルばかりが務めてきたが、5回目の開催で始めて、本業でないゲストモデルからの抜擢となった。
国旗を肩にかけたシルエットが映し出されると、トップバッターがまりこ様とわかっている女性ファンから、悲鳴のような声が上がる。照明が当たり、ヴィジョンにまりこ様の顔がアップになり、「篠田麻里子」と名前が表示されると、会場全体が大歓声に包まれる。

人気ブランド『GUILD PRIME』のユニオンジャックがプリントされたノースリーブのTシャツに白のホットパンツとシルクハット姿。ユニオンジャックのフラッグを肩に担ぎながら、緊張した面持ちで、いつもの“まりこ様スマイル”は封印。トップまで行くと、旗を振りジャンヌダルクを彷彿とさせるようなクールでカッコいい、戦う女性オーラを出す。
08年11月からファッション誌『MORE』(集英社)の専属モデルを務めるまりこ様は、ブランドイメージやトップバッターの重みを理解し、“上からマリコ”の雰囲気で、堂々とランウェイ。
ファッションショー初出場したのが、10月から放送するNHK朝の連続テレビ小説『純と愛』のヒロインに起用されることが決まった女優・夏菜(23)とタレント・釈由美子(33)。
夏菜は、『GUILD PRIME』で、白いウィングスリーブブラウスとミニのフレアスカートという洗練されたブリティッシュガールなスタイルで登場。超ミニからのびる脚に観客からも「カワイイ!」と黄色い声を浴びたが緊張からか、足元を気にするようにうつむくシーンもあるなど初々しさいっぱい。
2回目の『LOWRYS FARM』では、デニムのシャツにパープルのロングスカートに白い帽子を手に持った爽やかな夏らしいファッションで、都会の元気娘というイメージで登場。笑顔で観客に手を振る余裕も披露し、期待される女優らしく、状況への適応力と度胸を見せた。

最後となった3回目は、『EBELE MOTION』で、ノースリーブのブルーのワンピース。笑顔で手を振るのも自然で、スカートのすそをつまんで、軽く持ち上げる可愛らしいパフォーマンスまで披露した。
釈は、自身がイメージガールをつとめるアパレルブランド『Rady』ステージに左目元にフェザーを付けて登場。初めてとは思えないほど、笑顔で観客の声援に応える余裕を見せ、トップでは主演ドラマで一世を風靡した“お逝きなさい”のポーズもキメた。
ランウェイ後の囲み取材では、ちょっと早足だった気がしたが、「前日練習したんですけど…胸がいっぱいになりました。会場のみなさんと楽しんで、ハッピーになれることが一番大切かなと思いました」と、振り返った。
若い子たちに交じっての三十路デビューとなったが、「私みたいな三十路でもまだオバサンとは言わせない」と、負けん気の強いところもチラリ。ステージの衣装は、「ちょっと上品に大人可愛く、セクシーに攻めて」みたそうだが、夏のファッションについては、「三十路になるといろんな所を隠したくなるけど、あえて肌見せする。お腹、おへそ、脚、肩などをチラ見せしたい」といい、一番自信のある「縦ヘソ」を報道陣に公開。さらに、「(アンダーヘアが)はみ出してない?大丈夫?」と、自分で確認するなど、サービス精神旺盛なところも。











