お笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニア(38)が19日、都内で行われた著書『とはいえ、便所は宇宙である』(扶桑社)の出版記念握手会を行った。
同著は、雑誌『週刊SPA!』の人気連載コラムを単行本化したもので、昨年出版した『すなわち、便所は宇宙である』に続く第2弾。
ジュニアの自宅トイレには、思いついたことを書く「トイレ日記」とも言うべき、“便所ノート”というネタ帳があり、そこに綴られている話について語るという内容。
キッカケは、「なんとなく3?4年前から置くようになった」そうで、「フッとたわいもないことを思いつくまま書いている」そうだ。いま思い返せば、ジュニアの親父さんがやっている設計事務所のトイレにもメモ帳と鉛筆があったそうで、「似るんかなぁ…」と、しみじみ。
そして、「紙使って本出して、こんなリサイクルないですね」と、お笑いらしく、うまいことを言って報道陣を笑わせる。
どんな内容かといえば、「犬の散髪」という題では、数十センチしかない犬が、1メートル50センチの台の上に乗せられているということは、人間の場合だと、9メートルの大の上に乗せられているみたいで、「怖いやろな?」というと、会見場はシーンとなる。「何か滑ったみたいになってますけど、そんなたわいもないことを書いている」というだけで、ネタではないと言い訳(?)
また、かつて、ジュニアの家を訪れた女性がワインをこぼしてしまった。その女性が、翌日仕事で早朝に家を出る前に手紙を残していったという。その手紙には、「絨毯(じゅうたん)を汚してしまいごめんなさい」と書いてあったそうで、「絨毯」が漢字だったことに感激し、「これは評価高いですよ。書けますか」と、いい話を振ると、「それはあの最近まで付き合っていた女性ですか?」と、今年2月に破局が報じられたモデルの舞川あいく(23)のことを聞かれるやぶ蛇。
ジュニアは、「昔の話ですよ」と説明。しかし、報道陣は、「彼女のことも書いてるんですか?」と、さらなるツッコミに、「彼女とはトイレと全く関係なく別れた」とキッパリ。それを受けて、報道陣から「水に流した?」と聞かれると「うまいこと言わんでええわ!こっちがやるわ!」と、苦笑い。
新しい恋については、「みなさんご存知でしょう。全くないですよ」というと、「やっぱりモデル?」と、話を蒸し返され、「モデルさんでもいいですよ。職業何でもいいです。僕が芸人なんで、やっぱり笑顔が素敵で、笑いのツボが合う人」としながらも、「女芸人だけはない。そういう風に見られない」と、同業者だけは否定した。
また、母親の生活保護受給問題の渦中にいるお笑いコンビ『次長課長』の河本準一(37)について質問されると、「しばらく会っていない。全く知らないです。再来週くらいに会うので聞いときます」と話した。
そして、連載が続く限り、「第3弾、第4弾と本を出していきたい」というと、先ほどの報道陣から、「ジュニアさんはトイレで、“ウン”をつかむ代わりに“ベン(ペン)”をつかんだと」と、ふたたび、お株を奪われるうまいことを言われると、「だから、それはこっちや」と、ヤラレっぱなしで、苦笑いするしかなかった。
同著は、1300円(税込)で絶賛発売中。