4人組声優ユニット『ミルキィホームズ』のシャーロック・シェリンフォード役の三森すずこ、譲崎ネロ役の徳井青空、エルキュール・バートン役の佐々木未来、コーデリア・グラウカ役の橘田いずみが20日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で『探偵オペラ ミルキィホームズ 2016 大！プロジェクト発表会』を開き、観客を熱狂させた。
ゲーム、ライブイベント、テレビアニメをはじめさまざまなメディアミックスがされ人気の『探偵オペラ ミルキィホームズ』。今年2月27日にはいよいよ『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ～逆襲のミルキィホームズ～』の上映も控え、今年の活動をファンに大々的に発表する場となった。
株式会社ブシロードの木谷高明代表取締役からあいさつがあった後、お馴染みの探偵コスチュームで4人が登場。半屋外の会場に吹き込んでくる冷たい風も吹き飛ばす歓声と熱気でファンが迎えることに。
新プロジェクトは4人がそれぞれくす玉を4つ割っての発表に。
まずは、『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』のパチスロ化。こちらは、新規撮り下ろしボイスは5000ワード以上でキャラ数は50人以上、『TD』の楽曲はすべて入っている上にパチスロ用の新曲も流れるという豪華な仕上がりがアナウンス。4人も佐々木＆徳井、三森＆橘田の2チームに分かれて対戦することとなったが、三森＆橘田チームが悪戦苦闘している間に佐々木＆徳井は、寒風吹きすさぶなかで見守っているファンに手を振ったり、話しかけたりと交流を深める姿が。
続けては、2ndアルバム『総天然色（フルカラー）』が4月20日に発売されることに合わせて5月14、15日の2DAYSで幕張イベントホールにてライブの開催が発表。これに橘田は、「アルバム出るってなんですか！？」と、まずはそこから驚き、徳井が「知ってた？」と尋ねると、三森は「知らなかった」と、やはり驚きを口にしていた。
3つ目は会場限定の劇場版冒頭7分の先行上映会が開催。お風呂シーンあり、“変身”シーンあり、バトルシーンありとてんこ盛りで、観客たちも食い入るように見入り、時折、爆笑することも。ここで、桜井弘明監督と松倉友二プロデューサーが登場し、本作がほぼできあがっているという状況を明かしつつ、桜井監督は、「TVアニメ1期のバカバカで元気のミルキィをと思っています」と、コンセプトを。
劇場版の内容の話に移ると、普通だとアドリブで歌唱するものを、本作では桜井監督が「毎回アドリブで歌ってもらっていたので悪いと思って」と、書き下ろした楽曲シーンがあることを明かしていたが、その曲が少し歌うのが難しいそうで、橘田は「まだ自由にやったほうが楽だった」と、漏らして沸かせることも。さらに、冒頭で4人が歌っているシーンが見られたが、こちらは4人がアフレコ現場でアドリブで決めたという裏話があるのだとか。とてもそうとは思えない出来となっていたが、三森は「適当に合わせてたらこうなった」と、6年間のチームワークで乗り切ったそうだ。
なお、劇場版タイトルには『逆襲の―』とついているが、一体誰に逆襲するのかについては、桜井監督は「誰に逆襲するのかは数回観てみないと分からないかも」というと、松倉プロデューサーも「1回じゃ分からないかも」と、いろいろと詰め込んでいる様子を見せ、佐々木は「早く観てもらって、共有したい！」と、アピールしていた。
最後の4つ目の発表は、バラエティ番組『みるみるミルキィ』が新シリーズとして今年4月に帰ってくることのアナウンスで、これには場内も大きな拍手が上がることとなった。
すべての発表を終えたが、実は『ミルキィホームズ』にとって、本イベントが今年初のファンを前にしたものとあって、書き初めを開催。それぞれ思い思いのものをしたためた後に、4人での抱負を「鋭」と明かすことに。すると、この「鋭」に合わせて、メンバーから佐々木に、「癒しキャラじゃなくなったからね」と、イジりが入り、「癒し系ですよ！まだ…」と、返す佐々木に三森と橘田が吹き出すといった、『ミルキィ』らしいほのぼのとしたやりとりが展開されていた。
イベントではほかにも、これまで6年間ミルキィホームズに関わり続けていた中村伸行統括プロデューサーが岡田プロデューサーと交代。モンチッチとのコラボ商品の発売。劇場版の先行上映会開催なども明かされ、最後は4人で『激情！ミルキィ大作戦』と『正解はひとつ！じゃない!!』のメドレーをダンスパフォーマンスとともに熱唱し、終演を迎えていた。
