“ももクロ”こと人気5人組アイドルグループ『ももいろクローバーZ』の“かなこぉ↑↑”百田夏菜子（21）、“しおりん”玉井詩織（20）、“あーりん”佐々木彩夏（19）、“ももか”有安杏果（20）、“れに”高城れに（22）と舛添要一東京都知事（66）が31日、東京・都庁前の広場にて『東京防災』キックオフイベントに登場した。
東京都が首都直下地震などさまざまな災害に対する備えが万全になるよう、各家庭へ向け日常的に活用できる無料の防災ブック『東京防災』を作成。9月1日より順次配布が開始され、各家庭に届くことをPRした。
『東京防災』と書かれた黄色いTシャツ姿で登場した5人は、お馴染みの名乗りをあげつつ、「あらため、防災アイドル週末ヒロイン、ももいろクローバーZ！」と、“Z”ポーズ！
この日は、観客にもももクロと同じ『東京防災』Tシャツが配布され、それを全員が着ているという状態だったため、百田が「私たちは普段色がありますけど、きょうはみんなが同じTシャツで黄色に染まっているので一体感がありますね。私たちがきょうはみんなと一緒で、後ろにいるスーツの方たちがいつもと違う感じ」というとイメージカラーが黄色の玉井が笑みを見せたが、高城は「みんなが玉井さん推しじゃないから！してもらってるだけだから」と、ツッコミを入れ、玉井は「違うの。そうなのかなぁ」と、ちょっぴり寂しげな様子を見せることも。
イベントでは『東京防災』のマスコットキャラクター・防サイくんも駆けつけたが、5人は「カワイイ～！」と、顔もほころぶ。防サイくんはリュックを背負っていたため、百田は「何が入ってるの？」と興味津々で、佐々木は「開けてもいい？」と、近づこうとしたが、司会が「それは後で」と、“待った”がかかる。ではと、高城が防サイくんのビジュアルへ、「頭の大きさというのが心の大きさみたいな感じ」と、形容し観客から笑い声があがった。
いよいよ『東京防災』の話へ。先に流し読みしてみたという有安は、「イラストがたくさん描いてあって、お子さんとかもこんな絵があるんだというので内容が分かるくらい分かりやすい。ちょっとおバカな私とかかなことかれにでも…」と言いかけると、百田は「その3人のチョイスなに～」、高城が「一緒にするんじゃないよ～」と、抗議！しかし高城は、『東京防災』をもらってパラパラとめくってみて「バカでも分かります、これ！すごい分かりやすい！」と、苦笑いだった。
ちなみに、本来なら東京在住の人に配られるものだそうだが、佐々木は「うちのリーダー静岡出身だからもらえるかな？」と、恐る恐る尋ねると、特別に許可が出ることもあった。
イベント後半は防災についてのトークへ。普段から防災意識を持っているかと問われると、百田は、「正直、考えなきゃいけないとは分かっているのですが、今やろうという自分とまだいっかと思う自分がどっちもいて、結局後回しにしている自分がいて心苦しいです」と、素直な心情を。佐々木は、「これがきっかけで家族とかで防災について話し合う機会があればいいなと思います」と、うなずく。
この『東京防災』を読み込むことで「もしそういう災害とかあったときに、テンパらないというか、このこと知ってるというので落ち着いて考えることができそう。テンパっちゃうと普段できることもできなくなっちゃったりするので、こんな便利な本があしたから配布されるのでたくさん読み込んで、いざとなったときに備えたい」と、高城なりの思いを語り、舛添都知事は「一番大事なのは火を消すことです」と、ワンポイント挙げていた。
その後、明日ではなく“いまやろう”をスローガンにした宣言が行われることに。そこで5人と舛添都知事、さらに観客と一緒に「いまやろう！」とライブのように腕と声を張り上げる。ただし、フォトセッションのときにもこの声を求められ、観客の声が小さかったことに、百田は「声が小さーい！！」と、コール＆レスポンスのような感じで、『東京防災』の大きな声が都庁前に響くこととなった。
去り際には、佐々木は防サイくんのリュックの中身が気になるのか、サササッと防サイくんの背後に近づくと、リュックを開けること。すると、中からCD「『Z』の誓い（Z』盤）」が出てくるという、ももクロイベントらしいサプライズがあり、CD「『Z』の誓い（Z』盤）」を佐々木から手渡された舛添知事もノリノリでかかげたり「防サイくんもモノノフだね！」と、にっこりで、笑顔あふれるものとなった。
