
ドラマ『実在性ミリオンアーサー』から飛び出したライブイベント『Britain Music Live』が24日、東京・原宿クエストホールで開かれ抽選で選ばれた400人の観客が詰めかけた。
スクウェア・エニックスの1200万ダウンロードの人気ゲームソーシャルゲーム『拡散性ミリオンアーサー』を原作とした今年3月まで放送されたテレビドラマ作品の楽曲をキャストたちが歌い踊る“一回限り?”かもしれないライブイベント。開始前にアーサー -剣術の城-役・楠世蓮、アーサー -技巧の場-役・藤嵜亜莉沙、アーサー -魔法の派-役・水越朝弓、ランスロット役・横田美紀、モードレッド役・ルウト 、モーガン役・野口真緒、ロット役・綾那、ブランデゴリス役・近藤ゆき、リエンス役・文山恵がブリテン衣装で囲み会見を開いた。
作品を知らない人へ向けてアピールをしてもらうと、「ドラマでもミュージカルでもなく…」(文山)、「バラエティー要素などいろいろ詰まってる」(水越)、「女子だからこそできる腐っている関係もある」(ルウト)とさまざまでジャンル分けが難しいようで、楠は「観たことない人は1回とにかく観てほしい!観てみたらお分かり頂けると思います!」と、報道陣に詰め寄ることに。

本作がこんなに熱烈な支持を得ることになると、ドラマスタートの前から予想はまったくしていなかったというキャストら。そこからのライブとなり、喜びもひとしおなようで、近藤は、「『そんなの絶対、認めない!』の1曲しかなかったので出れたので嬉しい気持ちでいっぱい」と、感激したり、文山は、「リエンスは1話で死んでる役なので、おいしい思いをさせて頂いています」と、笑みを見せることも。
キャラクターの第一印象へは、「衣装の白いヒラヒラの部分が貴族っぽいなと思っていたんですが目の下が黒くて危ない印象でした」(近藤)、「監督からパッと出てきたアーサーたちを退けるくらい強いやつでいてくれと言われた印象があります。声を低くドンと構えようと」(ロット)、「絶対中二病だなと思いましたが中二病でした(笑)でもそんな彼が大好きです」(ルウト)、「中身は男らしい設定だったのでツンデレ、ドSという感じでした」(藤嵜)、「いろいろ(小物が)ついてるなという印象です」(楠)、「始めは女の子だと思っていたんですけど男の娘で、気が弱いと。見た目通りでした」(水越)、「強そうで、この鎧で死ななそうだなって思いました」(横田)、「カワイイなと思って、中身もわがままですが、自分に似ているところもあって。私にしかできないんじゃないかなと思いました」(野口)、「ヒゲつけるのかなと思いました。つけこなす自信がなくて、結局つけないことになってホッとしました」(文山)と話した。

では、キャラクターと自身の共通点を挙げてもらうと、楠は「サバサバ感が似ているかな」と話すと、藤嵜は「自分と正反対のところが多くて、弱さを見せないで強がるところかなって」といい、水越は「とても気が小さくて、でも戦うときは戦うぞという魔ーサーなのですが、私はなるべく争いをしないで生きていきたのでそこが似てますね」とのこと。さらに、野口は「性格で反抗的なところが似ているなと。あと、乏しい胸のサイズとか。魔女三姉妹で、お姉ちゃんは大きくて、次女のエレインちゃんもちょっと大きくて私は…」と、“ちっぱい”を挙げてほかのキャストを沸かせた。
そして、いよいよイベントへ。オープニング映像からファンの心をくすぐる笑いのあるもので会場の空気を温める。そして、楠、横田、文山が飛び出してくると『王のUTSUWA』で会場一体となって「東京ドーム何個分!?」の合唱をしたりと一気に観客のボルテージを最高潮に叩きこんだ。

ライブは、キャストらが舞台狭しと駆け巡ったり、水越が会見の際に、「楽しい演出を付けて頂いて、とても豪華すぎてライブならではのアレンジがあるので観てほしい」と話していた通り、観客からはそのアレンジごとにその都度歓声が上がった。
途中のMCでは、観客の質問をなんでも受け付け答えるというユーザーフレンドリーな展開に。「衣装重いんですか?」という問いには意外と軽いことや装飾の剣が重いといい、実は全員10分くらいでセットできるものなのだとか。ただし横田の衣装にかんしては「いつもの感覚でいると壁に当たるもので、ほかの人より意識して歩いています」。
さらには「モードレッドとランスの仲を剣サーは許してる?」「モードレッドはニムエとランスロットどっちが好きですか?」「ブリテンからどうやって来た?」など突っ込んだ質問にもキャラクターで対応し、黄色い歓声が沸いたり、「剣サーと技ーサーはプライベートでも仲がいいか?」という問いには楠が「きのう一緒に温泉に行った」などチラリと明かしていた。
アンコールの『王のUTSUWA(special ver.)』まで終わった後、会場のあまりの熱気に急きょ予定になかったWアンコールが発生!1人ずつあいさつすることになったが、野口は感極まって涙をこらえつつ、「この作品愛されてるなって」と声を振り絞ると、キャスト・観客ともに「カワイイ」と声を合わせたが、「やめろ恥ずかしい!」と、キャラで返して盛り上がったり、ルウトが「モードレッドの姿でみなさんの前に立ったことが1度もなくて、ライブ経験も1度もない。私のすべての初めてをみなさんに捧げました」と、胸キュンセリフが飛び出すことも。
最後となった楠は、「ブリテンミュージックを撮影していたときから、ライブやったら楽しそうとみんなで話していて、きょう夢が実現しました。本当に本当に嬉しい!ありがとうございます。ここまで来れたのはみなさんのおかげです」と、涙をぬぐいながらスピーチ。「次は(キャスト)みんな集まって大きなところでやりたいです!」と、希望を口にし、歓声で迎えるなか再び『王のUTSUWA(special ver.)』を全員で熱唱し、終演を迎えていた。
なお、本公演が今年8月19日にDVDとしてリリースされることもアナウンス。tvkにて後日TV編集版の放送が予定されていることも明かされた。
■セットリスト
オープニング映像
♯26予告映像(未公開映像)
M1:王のUTSUWA(剣サー、ランスロット、リエンス)
M2:夢見て生きなきゃ王じゃない(剣サー、モードレッド)
M3:破壊こそいきがい(技ーサー、モーガン)
M4:そんなの絶対、認めない!(ロット、ブランデゴリス)
M5:三大勢力にらみ合い(剣サー、技ーサー、魔ーサー)
M6:LONELY KNIGHT(ランスロット、モードレッド)
M7:決めてよGood Choice!(魔ーサー、ロット)
M8:あきらめてブランデゴリス(技ーサー、ブランデゴリス)
M9:決め付けないでYO みんな(剣サー、技ーサー、魔ーサー、ランスロット、ロット、ブランデゴリス、モーガン、モードレッド)
M10:11人にJealousy(リエンス)
M11:ぼくらはブリテンの子供たち(全員)
EN:王のUTSUWA(special ver.)(全員)
WEN:王のUTSUWA(special ver.)(全員)




















































