元フィギュアスケート選手でスポーツキャスターの浅田舞（26）が14日、東京・品川のeXシアターで映画『メイズ・ランナー』（監督：ウェス・ボール／配給：20世紀フォックス）公開記念イベントに登場した。
気がつくとそびえ立つ壁に囲まれた世界のなかに放り込まれた主人公・トーマス（ディラン・オブライエン）ら少年たちが、脱出を信じて外側の巨大迷路（メイズ）攻略へ命がけのランナーとして挑戦するというアクション大作。
そんな本作にかけ、ケージに閉じ込められた形で報道陣の前に現れた浅田は、この状況からへの脱出を目指し3分間の体を使ったゲームに挑戦。見事、ゲームを攻略し、「ケージに入るのも、いい経験できました！映画の中の1人になれたような気分で嬉しかったです。元アスリートなので、体力には自信がありましたが、成功できてよかったです」と、満面の笑みを見せた。
トークでは、人生で巨大迷路に迷い込んだ経験を問われると、「フィギュアスケートを終えて、この先どうしたらいいんだろうと迷ったこともありました。どんなことができるのかなと。ポジティブに迷ってました」と、しみじみ。
そこで報道陣が、フィギュアスケートはもうやらないのかと尋ねると、「昨年末にフィギュアスケート教室を子供向けにしまして、そういう機会も増えたらいいなと思っています。嬉しかったですね」と、意欲的。さらに、「フィギュア以外にも最近は、テレビ番組に出演させて頂いたり、映画のPRもさせて頂いたり、毎日が新しいことのチャレンジの日々で、大人になっていろいろ挑戦させてもらえるのはなかなかできないです」と、さまざまな仕事をしていることが楽しいそうだ。
ちなみに、浅田はヒップホップユニット、シクラメンのリーダー・DEppa（32）と交際中だが、そのことをずばり問われると「映画のPRですが映画デートはしてない（苦笑）」としっかりと答え、この映画の感想を彼にするかと問われると、はにかみながら「彼だけではなくいろんな人にしたいなと思っています。（浅田）真央ちゃんにもしたい」と、うまくかわした……。
かと思いきや、結婚へのゴールはどれくらいまで来ているかとツッコまれると一瞬答えに窮しつつ「映画を観てくれたら結末は分かると思います。この作品3部作なんで」と、道のりはまだまだ遠そうということを話しつつ、「去年は来春って言ってましたけど？」という声には「言ってないんですよ、そうやって勝手に決めつけるからいろんな人が勘違いしちゃうんですっ！一言も言ってないですよ」と、そこはキッパリ否定していた。
その話題に上がった真央選手は今月18日にも会見を開きフィギュアスケートの続行か、それとも引退かということで報じられてもいるが、「（相談は）まったく何もなくて。あの…私も真央も姉妹ともどもメイズの中なんです」と、ここでまさかの映画PRを交えるという“一手”が飛び出し、これには報道陣も「ナイス！！」と大爆笑。実はこのコメント「聞かれると思ったから前日から用意してました！」と、ぶっちゃけさらに沸かせたが、「フィギュアスケート選手はアイスショーに出るにしたって1週間前から始めても準備できないんです。練習というのは常にしています」と、しっかり解説も。
では、浅田として真央選手が現役復帰してほしいのかそうでないのかと問うと、「ハーフハーフです」と、今度は真央選手が以前の会見で語った名台詞を出し和ませつつ、「みなさんがまだ観たいと言ってくれるのはすごい誇りに思います。あとは自分で決めてほしい。どっちの道に行っても幸せになれると思います」と、エールを送っていた。
浅田から「始めから最後まで目が離せない、30秒後の展開が分からないんです！ウルッとするシーンがあったり、男性の友情とか女性にはないものが観れたり、ワクワク度が増していくような感じです。アクションもすごかったし、続きがすっごい気になってます！」と、猛プッシュしていた映画『メイズ・ランナー』は22日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー！
