アイドルグループ『AKB48』の“ゆいはん”横山由依(22、チームK)が24日、京都・宇治の平等院 鳳凰堂対岸広場で『京都やましろ観光大使』就任式に出席した。
京都府が、山城地域の魅力を広く国内外に発信し、観光誘客を促進することを目的に、『京都やましろ観光大使』を新たに設置。情報を積極的にPRし、同地域の観光振興に関する意見や情報を提供していく。横山は京都府出身ということで、設置後初となる大使に就任することとなった。
まずは、平等院・神居文彰住職から横山が以前、京都の魅力を雑誌で語っていたときに「ねぎ焼き」をその中で列挙したことを「それを言えるというのはここに育った人だけです」と、賞賛したり、『48』という数字について、「相撲の決まり手の48、花札の48など、48が大事にされたのは平等院なんです。平等院の本尊の阿弥陀仏というのは誰もが幸せになれるようにと誓いと願いを立てるその数が実は48です。インド・中国と海を渡ってきて、誰もが定着できる数字となった。この48を冠する横山由依さんのさまざまな観光、人に見て頂くというので、幸せの中にきっと大きな発展があると思います。平等院は彼女の就任をこの地で歓迎しています」と、迎え入れた。
「この日にふさわしく華やかな柄を選んでもらいました」と、桜色の加賀友禅の和装姿で登場した横山。山田啓二京都府知事から委嘱状と伝統工芸品である燦彩糸(さんさいし)を使った記念プレートを手渡されることとなり、笑み。「自分が生まれ育った、山城のよさを全国・全世界のみなさんに発信できるように、私自身も山城のことをもっと深く知っていきたいと思いますし、たくさんの方に観光に来て頂けるように頑張ります!」と、PRした。
司会から、山城地域との思い出のエピソードを問われると、「『AKB48』に入ったのが高校2年生のときだったんですけど、17歳までずっと京都で過ごしたので思い入れがあって、とくに高校が宇治にあったので、よく行ってました。番組で宇治に行かせてもらって茶摘みをしたことがあったんですけど、想像以上に腰が痛くなって、いつも美味しいお茶を作ってくださっているみなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。その茶摘みの画像が気に入って、ツイッターのアイコンでも茶摘み娘にしているぐらい気に入っています」と、振り返る。
さらに、オススメのポイントを問われると、「平等院が世界遺産で観光といったらここかなと思っています」と、さっそく同所をPR。「私も知らない魅力が詰まっている山城。これからたくさんいいところを紹介していければ」と、メッセージを寄せていた。
終了後の囲み会見では、故郷に合う曲を問われ、「素晴らしい平等院なので、一瞬の輝きということで、新曲の『Green Flash』です」と、新曲をアピール。今後については、「これまで1ヶ月に1回教徒に戻っていましたが、もっと回数を増やしたい」と、活動へ意欲を。
報道陣から「山城という名前は歴史ファンには馴染みがありますけど、若い人にはちょっと知名度が低いかなと思うんですがその辺りをどうしたいとありますか?」と問われると、横山は「秋元(康)先生に山城の曲を(笑)」と、お願いする様子も見せていた。
ほかにも、姉妹グループ『NMB48』の“みるきー”渡辺美優紀(21、チームBII兼SKE48チームS)がお隣の奈良県で奈良市と葛城市の両方から観光大使に任命されているということで、どう思うか問われると、「京都もすごく素晴らしい土地なのでみるきーに負けないぐらい頑張ります!」と、抱負を語っていた。
※記事、写真はJPNews提供