“ももクロ”こと人気5人組アイドルグループ『ももいろクローバーZ』の百田夏菜子(20)、玉井詩織(19)、佐々木彩夏(18)、有安杏果(19)、高城れに(21)が29日、東京・渋谷NHKホールで開催された『第65回NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した。
今年3月に国立競技場でライブを開催し、ライブビューイングをあわせ2日で15万人を動員したり、8月にはレディー・ガガの日本公演『LADY GAGA’S artRAVE: the ARTPOP ball』ではオープニングアクトを務めるなど、全力パフォーマンスで“モノノフ”と呼ばれるファンのみならず、お茶の間からの支持を受けているももクロ。今年は『My Dear Fellow with Mononofu JAPAN』での歌唱となる。
毎年恒例となりつつある、クラウチングスタートの全力ダッシュで現れたももクロ。赤いTシャツの表に“三度目の正直”とプリントされているのが気になった記者が尋ねると、佐々木は「私達紅白に出させて頂くのは3度目ですけど、1、2回目はももいろクローバーZとしてだったんで」というと、百田は「モノノフのみなさんと出たいねと言ってたのがかなったんです。だから三度目の正直です」と、コンセプトを明かす。
“モノノフ”との出場はどういうことなのかとさらにつっこんで尋ねると、高城は「声をライブのときに、モノノフさんの声を収録したんです。それを流して、テレビの前のみなさんも、会場のみなさんも歌うという感じです」といい、その声は9万人分にも達するそうだ。
ただし、玉井は「でも、この書き方だと1回目2回目と私達失敗しちゃったように思われるかもしれないけど、違います(苦笑)」と、しっかり説明する一幕もあった。
ちなみに、Tシャツの裏には、今年ももクロが経験してきた国立競技場や来年の映画のことも入っているというものだが、なぜか、上に大きな目玉の絵柄も入っており、これにはメンバーたちも「なんだろ?来年になったら分かるのかな?」と、頭にはてなマークを浮かべていた。
さらに、ももクロの登場時のライブへは、大リーグ・ニューヨークヤンキースの田中将大投手(26)も駆けつけることが事前にアナウンスされているが、百田は「最近良く会うんでうすよ。クリスマスの公演でも会ったし」と頻繁に会っているそうで「お兄ちゃんみたいな感じで、応援してくれています」と、信頼を寄せる。その際の田中投手について玉井は「『君たち何度目?俺4度目!』って言ってくるんです!」と言うと、「勝てないんだよね~」と頷き合って、親しくやりとりしている様子を見せていた。
最後に来年の抱負を問われると、佐々木が「これが終わらないと来年は分からない」と話すのだが、高城だけ「来年の紅白何歌うかだよね」と、気の早すぎる話をしだし、メンバーたちから「早いなぁ(笑)!」と、ツッコんでいた。