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羽生結弦選手 はたちの献血キャンペーンキャラクターに!「大事なのは諦めずに積極的な気持ち」

羽生結弦選手 はたちの献血キャンペーンキャラクターに!「大事なのは諦めずに積極的な気持ち」
羽生結弦選手がはたちの献血キャンペーンキャラクターに

 フィギュアスケーターの羽生結弦選手(20)が平成27年はたちの献血キャンペーン『いのちをつなぎとめる、ぼくたちにできること。』キャンペーンキャラクターに起用され2015年1月からテレビCM『エアボーカル』篇が放映スタートとなることが、分かった。

 平成27年はたちの献血キャンペーンは2015年1月1日から2月28日まで2ヶ月にわたり全国で展開。献血者が減少しがちな冬期の輸血用血液の確保と、医療機関へ安定的に血液製剤を供給するために、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心として広く国民各層に献血に対する理解と協力を求めることを目的としている。

 羽生選手は練習の合間を縫ってCM撮影に協力。撮影時は競技中の表情とは異なり、音楽グループ『GReeeeN』の書き下ろしの楽曲を口ずさんだりリラックスした表情を見せる。CM撮影が進むと、「僕が後悔するのは諦めた時だ」と自らの体験と曲に込められたメッセージを重ね、真剣な表情に戻っていた。

 終了後のインタビューで羽生選手はキャンペーンキャラクターへ起用されたことへ、「僕自身、献血が病気を抱えている方のためになる行為だということは漠然と理解していましたが、実際に行動に移したことはありませんでした。でも、今回キャンペーンキャラクターに就任させていただき、献血のことを知る機会ができて本当によかったです」と、率直な感想を。

羽生結弦選手 はたちの献血キャンペーンキャラクターに!「大事なのは諦めずに積極的な気持ち」
CMカット

 献血については、「献血という言葉は知っていても、どのように人のためになっていくのか、輸血を必要としている方がどれだけ
いるのか、という現状は教わる機会が少ないと思います。そんな方たちにも、自分を通して、献血というものが少しでも広まってくれたらいいですね」と語り、早速イメージキャラクターとしての職務を全うする姿も。

 本キャンペーンキャッチコピーにかけ、人と人とのつながりに支えられたエピソードを問われると、羽生選手は、「僕の出身地である宮城県仙台市も、東日本大震災で大きな被害を受けました。被災地、特に津波の被害があった地域は、まだ大きな爪痕が残っています。でも、日本赤十字社さんの活動をはじめ、多くの方々がボランティアとして集まってくださったり、また、多くの方々が寄付してくださったりしたおかげで、復興しつつあります。本当に感謝しているのと同時に、たくさんの人が同じ目的に向かって行動することのパワーを感じました。小さな一歩かもしれない。でも、大事なのは諦めずに積極的な気持ちを持つことだと思います」と、メッセージを寄せる。

 さらに、10代、20代の献血者数はこの10年間で32%減少しているという事態に、同世代への献血推進へ意見を求めると、羽生選手は、「今回出演させていただいたキャンペーンのように、多くの人に向けて告知していくことは、とても意味のあることだと思います。CMをきっかけに、見た人が献血について考え、そしてそこから1人2人…と繋がっていくといいなと。震災の話にも通じるのですが、やはり大切なのは、みんなが同じゴールに向かっていくことです。インターネットで調べて勉強しようとか、いきなりそのレベルまで行かなくてもいいし、一気に全部知ろうとする必要はないと思います。ただ、献血の現状を少しでも知ってもらい、1人の行動でどれだけの人の命が救われるかということを伝えていきたいですね。こうして今、はたちになったから、そして金メダリストになったからこそできることとして、たくさんの方々に
メッセージを伝える活動をしていきたいです」と、思いを語った。

 続けて、CM撮影中に『GReeeeN』の楽曲『ビリーヴ』を口ずさんでいたが、「スケートの演技と一緒で、本番の撮影中は集中していましたが、その前はとても緊張しました(笑)。すごくダイレクトなメッセージが込められた歌詞だと思います。『諦めないって決めただけ それを信じてんだ』という部分とか。メッセージ性の強い曲だからこそ、1つ1つの言葉の意味を味わって、実感していただきたいですね。きっと、誰しも諦めたくなる瞬間はあります。でも自分を信じて1歩ずつ1歩ずつ前に進んでいくことが、実を結ぶのではないかと思います。それは献血にも同じことが言えると思います」と、コメント。

 最後に羽生選手は同世代へ向け、「血についてあまり知らない人もいれば、すでに行動に移している人もいると思います。献血に触れる機会は人それぞれですから、人によって認識が違うのは仕方のないことです。1人の力でできることは限られていますが、みんなが団結することで大きな力を生み出せます。もしかしたら、自分が起こした行動で救われる命は1人だけではないかもしれないです。僕自身、震災を経験したからこそ、1人1人の行動に秘められた力の大きさを実感しています。自分の一部である血液を提供することによって、誰かの命を救うことができる。そんな献血の素晴らしさを知った時に、『じゃあ自分も献血をしてみよう』と一歩を踏み出してもらえればと思います」と、呼びかけていた。

 また、キャンペーンサイト(PCサイト/モバイルサイト/スマホサイト)では同キャンペーンサイト限定公開のCMメイキング動画、羽生選手への「献血について思うこと」スペシャルインタビューなどを公開。ほかにも、平成27年1月1日(木)から2月28日(土)までのキャンペーン期間中に、全国の献血会場に設置された専用応募用紙よりお申込み頂いた方の中から抽選で、キャンペーンオリジナルグッズとして、『はたちの献血賞』のオリジナルデザイン体重計、『LOVE in Action賞』のLOVE in アクッションスピーカー、『Wチャンス賞』のB2サイズの羽生結弦オリジナルポスターカレンダー(※Wチャンス賞となっており、はたちの献血賞、LOVE in Action賞にはずれた方の中から抽選)がプレゼント。献血会場内にあるポスターのQRコードを読み取ると、羽生選手と記念撮影することができるARアプリ(※無料アプリ「ARAPPLI(アラプリ)」のダウンロードが必要)などさまざまに展開される。

羽生結弦選手 はたちの献血キャンペーンキャラクターに!「大事なのは諦めずに積極的な気持ち」

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