劇場上映作品『弱虫ペダル Re:RIDE(リライド)』大ヒット御礼追加舞台あいさつが9月27日、東京・池袋のHUMAXシネマズで開かれチーム箱根学園(ハコガク)の福富寿一役・前野智昭、荒北靖友役・吉野裕行、泉田塔一郎役・阿部敦、真波山岳役・代永翼が登壇し、MCは荘口彰久が務めた。
『弱虫ペダル』は漫画家・渡辺航さん原作の同名作で『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の高校生たちの自転車競技にかける青春を描いた作品。アニメは2013年10月から14年6月末までにかけて放送され人気を博し、今年10月からは第2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD(グランロード)』もスタート。本作はその第1期の映像と新規カットを交えた新編集版となる。9月19日より劇場で封切りされるやいなや、公開10館ながら初日から3日間で3万6000人を動員。その後も多くの人たちが劇場に訪れ、異例の大ヒットを記録しており、その期待に応えて追加の舞台挨拶となった。
本作について、前野は、「上手にまとまってますし、新録のパートも東堂尽八と巻島裕介との仲のよさが分かる場面がありました」と、振り返る。
印象的なシーンについては、吉野が御堂筋 翔を挙げ「あれが(御堂筋に声を当てる)遊佐浩二さんです」と言いつつ、「こんなんです…」と、作中に登場したエビ反りのようなポーズを見せて場内は大爆笑。一応そのあと遊佐のために申し訳なさげなフォローも入れるのだが、荘口が「最後だけちょっとだけフォローするのやめてもらえますか(笑)」と、ツッコミも入っていった。
さらに、見どころとして、泉田のユニフォームのジッパーを上げるシーンのことや、福富と金城真護の因縁のシーンをあげる中、吉野が「代永はアフレコ中、マイク前でお尻振りながら“代永ダンシング”している」と体まで動いていることを明かすと、前野も、「ダンシングするんですよ。スタジオ内も狭い中で目の前でお尻が動くんです」と、暴露することに。それを受け代永は、「必然的に動いちゃうんですよ!」と、必死の弁解!
続いて、総北と箱根学園の魅力の違いを語るコーナーに入るのだが、「箱根学園(ハコガク)の魅力とは?」という質問に悩む一同。逆に会場に問いかけると、「荒北カッコイイ!」、「自信満々なところ!」、「王者のプライドとか誇りがカッコイイ!」といったものから、「1人残らずネジがぶっ飛んでいる!」と、凄みのあるコメントまで返ってくることとなった。
『弱虫ペダル GRANDE ROAD』の話題になり、初公開となるPVが上映された。同作から登場となる広島呉南工業高校のエース・待宮栄吉役の声優・関智一について、前野は「熱演されていますね」と明かすと、代永も、「イントネーションを楽しみにしていてください」と、話していた。
ほかにも、あいさつ中、代永は「きょうはちょっと…」と、おもむろに携帯を取り出すと、吉野がすかさず「お客さん撮らないでくださいよ」と、イジり出し笑いを誘うことに。代永が携帯を取り出したのは、同じく箱根学園の東堂尽八役・柿原徹也からのメッセージを読み上げるためで、「劇場版でこんなに巻ちゃん(巻島)との関係を取り上げてもらえて光栄です。みなさんが『弱虫ペダル』を応援して頂いたおかげでここまで来れました。何度観ても楽しめる作品です!尽八」と、代読すると拍手が沸き起こった。
最後に前野から、「第2期ではこれから激しいレースが繰り広げられると思うんですが、よりキャラクターのバックボーンを知る機会が多いと思います。レース展開を見守って頂ければ」というと、吉野は、「原作はありますが、アニメはアニメで表現方法と見せ方がちょっと違っています。原作がしっかりしていて面白い作品ですので、アニメもいい作品になると思っています!」と、メッセージを。阿部は、「それぞれのキャラクターが弱虫なところを持っていて、それをどう乗り越えていくかというのを観ていてすごくスカッとするいい作品だと思っています。2期も『アブ!』と言っていきたいのでよろしくお願いします」とのコメントで沸かせると、代永は「2期は真波くんと(小野田)坂道くんの勝負ができるということで、1期のときに先輩たちが戦ってきたものを引き継いでやっていければ」と、語っていた。