
モデル・冨永愛(29)が10日、都内でチャリティーイベント『MODE for Charity 2011』に歌手・土屋アンナ(27)、hitomi(35)、お笑いタレント・マギー審司(38)とともに登場した。
JOICFP(ジョイセフ)が主催し今年で2回目。ファッションやイベントを通し、途上国の妊産婦の実情や、東日本大震災により自宅が全壊・半壊、警戒区域20キロ以内の被災産婦約200人分の義援金が足りない現状などをアナウンスする。
スラリとした足を強調したミニワンピ姿で現れた冨永。2011年のJOICFPの親善大使を務め、アフリカ南部のザンビアに向かった様子をスライドショーつきで説明し、「妊婦さんで診療所まで歩いて6時間かかる人がいるという現実。平均年収が1万円で状況は酷いけど、みんな明るく生活している。女性に選択肢を増やし、自分を守るすべを教えたい」と、思いのたけを訴える。
ここで、イベントの趣旨に添って「ママ友で友人」と冨永から紹介された、土屋が飛び入り。『Brave vibration』『Believe in Love』や、現在放送中の特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』(日曜、午前8時?)主題歌の『Switch On!』をパワフルに熱唱すると、観覧していた赤ちゃんまでがノリノリで手を叩いてリズムを取るほど盛り上がることに。
さらに、マギー審司が手品を披露したり、hitomiがNHKで放送中の短編アニメ『はなかっぱ』(NHKEテレ、月?木、午前7時15分?)主題歌『Special☆』を歌い上げるなど、さまざまな趣向を見せた。

また、震災当時について冨永は、シングルマザーで育てている長男のことを思い浮かべながら、「その日は仕事ですごく心配だった。子供とか家族が大丈夫かと心配した」と、語ると、土屋は、「私も3月11日に誕生日だけど、喜べない状態だと思った。みんなにとっては、深い経験になった」と、しみじみしていた。
イベントの最後には、ジャケット撮影の縁で仲良くなった歌手・布袋寅泰(49)作曲で冨永が初作詞した『My love』を初披露し、全員で合唱。囲み会見では、冨永に「作詞をやらせていただいて非常に難しかった」と、振り返ると、報道陣から、「性格に似合わない優しい曲ですね」と、いいとも悪いともつかない微妙な合いの手が。これに冨永は、「何ですかそれ!?」と、苦笑いしながら、「息子への愛と、家族への愛を詰めました」と、趣旨を説明していた。
また、先日、俳優・羽田昌義(35)と離婚したhitomiに、冨永と土屋がともにシングルマザーであることを引き合いに、「晴れてシングルマザーの仲間入りですね」との声が飛ぶと、困るhitomiに土屋が、「いろいろあるの。でも、みんな愛があるからいいじゃない。愛があってのいろんな人生の道がある。このイベントもそう」とまとめ、助け舟を出す一幕もあった。