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安西マリアさん死去…“チョコレート・マリア”の愛称でヒット曲に「涙の太陽」

 「涙の太陽」などのヒット曲で知られる歌手の安西マリアさんが、15日夜に急性心筋梗塞のため東京都内の病院で亡くなったと、NHKのニュースや情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系、日曜日・午後10時~)などを始めとしたニュース番組で報じられた。60歳だった。

 安西さんは東京都出身で、1973(昭和48)年19歳のときに、「♪ギ~ラギ~ラ太陽が 燃えるように」とのフレーズとともに、手を前に出し上下に震わせる振付が印象的な『涙の太陽』(歌手のエミー・ジャクソンのカバー曲)で歌手デビュー。

 エキゾチックな彫りの深い顔だちと小麦色の肌から“チョコレート・マリア”のキャッチフレーズとともに、セクシーな歌い方が歌の雰囲気とあいまって人気となり、50万枚を越すヒットに。その年のレコード大賞新人賞を受賞した。

 その後も、『愛のビーナス』や『針のくちづけ』などのヒット曲でも知られたほか、テレビや映画で女優としても活躍。セクシーな容姿でテレビや雑誌のグラビアにも登場し、アイドル的な人気を誇った。

 1978年に失踪事件が起こし、当時の所属事務所社長から暴行を受けていたことが裁判で明らかになった。同年引退してハワイへ移住。1983年にデビュー当時のマネージャーと結婚。一男をもうけるが、後に離婚。

 関係者によると、安西さんは2000(平成12)年ごろから音楽活動を再開させていが、先月20日に自宅で心臓の痛みを訴え、東京都内の病院で急性心筋梗塞と診断されて治療を続けていたが、15日夜亡くなったという。

 


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