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山崎育三郎 交響劇「船に乗れ!」開演でみなぎる!「演劇の革命を起こしたい」

山崎育三郎 交響劇「船に乗れ!」開演でみなぎる!「演劇の革命を起こしたい」
交響劇「船に乗れ!」が上演中だ

 交響劇『船に乗れ!』(脚本・演出・作詞:菅野こうめい)が13日から、渋谷・東急シアターオーブで上演されている。

 音楽一家に生まれ、早くからチェロを学び、哲学書を読み漁るなど自分を「高貴な人間」だと思っていた主人公・津島サトル。しかし、二流の音楽高校に入学することとなり、バッハやモーツァルト、メンデルスゾーンなどの名曲とともに、ニーチェやソクラテスの哲学を通奏低音に、さまざまな出会い、恋愛、挫折を経て成長するという、青春のきらめきと残酷さを描いた青春音楽物語で、作家・藤谷治氏の『船に乗れ!』(ポプラ社)が原作となる。

 ミュージカルでは、45歳になったサトルによる高校時代の回想によってつづられるもので、主人公津島サトルの高校時代を山崎育三郎が。45歳のサトルを劇団四季を昨年退団し、上演中の舞台『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンとジャベールの二役を演じている福井晶一が体現する。

 共演は、サトルの初恋相手となる南枝里子に声優・アイドル・歌手として活躍する小川真奈。サトルの親友でありオーケストラ仲間に平方元基、元『AKB48』の増田有華・谷口ゆうな(ダブルキャスト)、オーケストラメンバーに松岡卓弥、加藤雅美、入野自由・石井一彰(ダブルキャスト)、輝馬、前山剛久、木内健人、西岡優妃、吉田萌美といった若手俳優が結集し、サトルとともに青春を過ごす。

 11月下旬に行われた稽古場会見(http://japan-newslounge.com/archives/104283)では、山崎は「同級生にチェロの津島君がいたり、伊藤くんと仲が良かったなど、登場人物が自分の高校時代の友だちの名前とリンクしていて、縁のある作品だなと。舞台化の際には僕がやるしかないんじゃないかと勝手に思っていた」と、気合も十分だったが、今回13日に初日を迎えるに当たり、「クラシック音楽とお芝居の融合。今までにない、新しい演劇のスタイルが誕生しました。キャスト全員、楽器演奏のリハーサルにもかなり力をいれてきました。学生時代に戻ったような、青春を感じながらの稽古期間。日本初演、オーケストラとキャストで演劇の革命を起こしたいと思います」と頼もしいコメントで、さらにみなぎっているよう。

 40人強の後輩オーケストラとの共演することへは、「オーケストラはなんと41人!こんなに豪華なオーケストラ編成はミュージカルではあり得ないことです。そして、その41人の現役音大生が出演者の1人として舞台に立つ。画期的なことです。オーケストラの中に僕の音楽大学付属高校の同級生も何人もいます。この縁にも感動しています。素晴らしいオーケストラの力で、作品に大きなエネルギーが生まれています」と、思いを。

 これから観劇するファンへは、「思い出したくない過去、傷つけ傷ついた日々、誰にだってある青春時代。サトルの高校3年間を通じて、みなさんにもタイムスリップして頂きたいです。もしかしたら、胸がキュンと苦しくなるかもしれませんが、見終わった後には何故か清々しい気持ちになる。そんな作品です。僕はこの作品を愛しています。お客様にどのように受け入れて頂けるかドキドキしますが、千秋楽までサトルの青春を謳歌したいと思います。新感覚のお芝居、交響劇『船に乗れ!』観に来てください。劇場でお待ちしています」と、メッセージを寄せている。

 交響劇『船に乗れ!』は13~21日まで東急シアターオーブにて全12回公演!

山崎育三郎 交響劇「船に乗れ!」開演でみなぎる!「演劇の革命を起こしたい」

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