映画『アメイジング・スパイダーマン２』（監督：マーク・ウェブ／配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント）の来日記者会見が31日、都内で行われ主演の俳優アンドリュー・ガーフィールド（30）、女優エマ・ストーン（25）、ジェイミー・フォックス（46）、マーク・ウェブ監督（39）らが登場。芸能界きってのスパイダーマン好きで知られる歌舞伎俳優の中村獅童（41）も応援に駆けつけた。
全世界で大ヒットを記録する人気シリーズの最新作はシリーズ屈指の人気ヴィラン（悪役）エレクトロが登場。NYを舞台に市民のヒーロー・スパイダーマンとかつて無い規模の戦いを繰り広げる。公式サイトは http://www.amazing-spiderman.jp/ 日本語吹き替え版では中村がエレクトロの声優を担当している。
「今回の映画は今までに作られたスパイダーマン映画で最大級の作品。スペクタル満載でロマンスあり、強大な敵が登場します」とウェブ監督。会場には事前に応募のあったスパイダーマンファン400人が集まり、主演キャストの来場を熱く迎えた。
全編NYで撮影されたということでエマは「ソー・エキサイティングな撮影でした」とニッコリ。高圧電流を操る怪人・エレクトロを演じるジェイミーは『エンパイア・ステイト・オブ・マインド』の一節を歌いながら「誰もが好きなNYですから」と陽気に笑いを誘い「一番恐ろしい強敵を演じたかったのでユーモラスなセリフはカットし、とにかく“最凶”の悪役を演じようとしました」と話した。
作品の中だけでなく、現実でも交際中と報じられるアンドリューとエマ。この日も階段をエスコートしながら登壇するラブラブぶりを見せつけた。作品の恋の見どころを聞かれると「先に言ってよ」（エマ）「君が先に」（アンドリュー）と舞台上でも仲睦まじい様子で「スパイダーマンを演じることの楽しさのひとつは、自分の大好きな人へのメッセージも派手にできること」と照れながら語った。
会場からの質問に、抽選で選ばれたのはスパイダーマンスーツに身を包んだ小さな男の子。「スパイダーマンは強いですか？」と質問すると、アンドリューは「今までで一番の質問だね。普通の人より強い力を持っているんだけど、完璧じゃないし、いつも最高の自分になろうとマスクをかぶる。優しい心、良い事をしようという心が彼に力を与えるんじゃないかな」と笑顔で答えた。また、別の男の子からは「どうやったらスパイダーマンになれますか？」と質問され、返答に困る一幕も。そこで、ノリのよいジェイミーは「こっちに来て写真撮ろうぜ」と“ちびっ子スパイダーマン”たちをステージに招待する粋な計らいで会場を沸かせた。
また、応援に駆けつけた獅童は以前のイベント（獅童、亡き母との約束明かす「ひとつの遺言でもありますね」）でも「スパイダーマンの全身タイツを着て近所を散歩する」と話していたが、敵方の吹き替え担当に「複雑な心境ですね。でも彼（エレクトロ）も最初はスパイダーマンが大好きで憧れている人なので共感できました」とコメント。ジェイミーからリクエストされ、ステージ上で生セリフを披露し合いアンドリューからは「しゃぶしゃぶでも食べながら親交を深めましょう」と誘われていた。最後は歌舞伎の蜘蛛の糸を全員で客席に投げ会見を締めくくった。
映画『アメイジング・スパイダーマン２』は4月25日よりTOHOシネマズ日劇他3D&2D全国ロードショー！
