3人組の女性ヴォーカルユニット・Kalafinaが23日、東京・渋谷のBunkamura オーチャードホールでクリスマスライブ『Christmas Premium LIVE 2013 “Kalafina with Strings”』を開催した。
3年連続行われているKalafinaのクリスマス（昨年の模様 http://japan-newslounge.com/archives/56505）は普段のバンドサウンドとは一味違う、弦楽器によるアコースティックな音の響きと3人のハーモニーが味わうことができるプレミアムライブ。人気の高まりとともに徐々にスケールアップしており、今年は東京（20日）、大阪（22日）、東京（23日）の3公演が開催され、チケットはすべてソールドアウト。この日は2000人の観客が訪れ、3公演でのべ5200人がひと足早いクリスマスの歌声に酔いしれた。
ライブ前に行われた囲み会見にはウェディングドレスを思わせるステージ衣装で登場した3人。Keikoは「王道ですが、クリスマスソングを何曲かセットリストに入れています。Kalafinaならではの賛美歌を3声のハーモニーが奏でます」と紹介。「ショートケーキちゃんと言われてます」という衣装にWakanaは「（映像で見て）ケーキの上の人形みたいでした」と笑顔で語った。初のオーチャードホールにHikaruは「Kalafinaが声を響かせるとどんなライブになるのか、このホールならではの響きを聞かせたいです」と意気込んだ。
この日のライブについてHikaruは「カルテットの弦の音が繊細に聞こえたり、迫力がある。いつものKalafinaのライブとは全く違うので、私たちの声とともに、ぜひ演奏に耳を澄ませてじっくりたっぷり聞いていただきたいです」とアピールした。
3人のクリスマスを質問すると「家族と祝います」（Wakana）「ケーキを1ホールぐらい食べたい（笑）」（Keiko）「ツリーを飾っているので家族とパーティーをしたいです」（Hikaru）とそれぞれ和やかに語り笑いを誘った。
今年1年の活動を振り返りKeikoは「4枚目のアルバムを出させていただいて、アルバムの色が強く出た1年、歌い続けた1年でした。歌を届けるというシンプルな事を続けていき、小さな変化を積み重ねていきたいです」とコメント。紅白歌合戦に“アニソン枠”が拡大されたことに、記者が「来年は紅白にも？」と尋ねるとWakanaは「（紅白には）いつか出てみたいです」と語り、Keikoも「出て欲しいと言われるアーティストになれるように成長してきたいです」と意気込んだ。
■23日のセットリスト
M1：In dulci jubilo
M2：君の銀の庭
M3：Eden
M4：輝く空の静寂には
M5：胸の行方
M6：storia
M7：al fine
M8：Door
M9：屋根の向こうに
M10：ひかりふる
M11：O Christmas Tree
M12：dolce
M13：花束
M14：seventh heaven
M16：fairytale
M17：君が光に変えて行く
M18：アレルヤ
M19：sprinter
EN1：Gloria
EN2：夢の大地
EN3：Have Yourself A Merry Little Christmas
サポートメンバー
Violin：今野均、藤堂昌彦
Viola：生野正樹
Cello：結城貴弘
Piano：櫻田泰啓
プロデュース：梶浦由記
