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スガシカオ事務所から独立!事務所後押し

 シンガー・ソングライターのスガシカオ(45)が所属事務所のオフィス オーガスタを離れ独立することを、同社オフィシャルホームページで発表した。

 「ファンの皆様、関係者の皆様へ」とのタイトルで、現在の音楽界の現状や、自分自身の音楽性などについて切々とつづられている。

 「ぼくスガ シカオは、デビューから長年在籍したオフィス オーガスタを卒業し、独立という形でアーティスト活動をすることを決意いたしました」と、発表するスガ。

 2年前に友人からアドバイスされたことがきっかけで、独立を考えだしたといい、「自分との向き合い方が足りないこと…自分の立場に、いつしか甘えてしまっていたこと…歌う覚悟があいまいなこと…ぼくはこのまま、こんな風に、音楽を続けていっていいのだろうか…??そんな風に、今の自分自身に疑問を持ってしまいました」と、苦悩していたという。

 そんな最中の東日本大震災や長引く不況。そのことが、「ぼくはもう一度一人の裸の表現者に立ち返り、いま書かなければならない自分自身のテーマと音楽に正面から向き合いたい」という気持ちにさせ、ぼくにはまだ、歌わなきゃならない言葉がたくさん残っている。鳴らさなきゃならない音が沢山ある。届けなければいけないリスナーが、まだまだ沢山いる。だからデビューの前のような、あの時間にもう一度立ち返り、自分自身の『言葉』と『音』、『歌』を丁寧に見つけていきたい。そう決意した次第です」。

 独立後には「50歳までに、スガ シカオの集大成になるようなアルバム」と、目標を掲げるスガ。関係者などにお詫びすると、「どうか、アーティストとしてのぼくのわがままをお許しください。そしていつか、最高の『音楽』を手に入れて、CDやLIVEで聴いていただくことが、全てのファンの方・関係者の方への最大の恩返しだと思っています」と、愚直なまでの思いをつづった。

 この独立に、同社代表も同じページでコメントを発表。1年間にわたりスガと話し合いをしたことを明かし、「出会いに意味があるなら 別れにも意味がある、僕は彼の次回作に思いを馳せ、そのように納得した次第です」など、背中を後押しする形での独立であるとしている。

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