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SOPHIA都啓一がん検診強く呼びかけ!松岡と妻の涙には感謝

20111031都啓一
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 ロックバンド『SOPHIA』のキーボード・都啓一(40)が31日、都内で映画『50/50(フィフティ・フィフティ)』(監督:ジョナサン・レヴィン/配給:アスミック・エース)トークショー付き試写会に、同作の脚本を手がけたウィル・レーサーとともに登場した。

 ある日突然末期がんを宣告された、ごく普通の27歳の青年をコメディータッチで描いた作品。がんが分かってからの周囲の心情の描写や動きなど、6年前に脊ついのがんを患ったウィルだからこその表現が散りばめられている。

 花束を持って現れた都。その粋なプレゼントで、人生初花束の贈り物というウィルも、「サンキュー!ありがとう」と、日本語で返した。

 昨年3月に血液がんの『ろ胞性リンパ腫』に末期状態に冒され、同年11月に奇跡の回復を遂げた都だが、映画を観た感想について、「周りの人の心情の動き方がリアルだと思った」と、大きく共感したそう。

 実際、自分ががんを告知されたときは、「一番の本人が現実を受け止めることができなかった。『治るんですか?』と主治医に聞いて、受け止めるより先のことばかり考えていた」という都。

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 作品内では能天気な悪友が、主人公を励ますシーンもあるが、都も似たような体験をしたようで、『SOPHIA』ボーカルの松岡充(40)が親身になって行動してくれたといい、「自宅でできる仕事を振ってくれた。どうにかして免疫力をあげようとしてくれていた。映画の友情とリンクするところがあった」と、仲間の奮闘ぶりに感謝をささげることに。

 さらに、独身の主人公とは違い、歌手で妻の久宝留理子(42)と一男一女もいる都だが、「本当にしんどくて、どういう状況になってるのか分からないまま治療していた。完全快復したというときに、家内が初めて泣いたのを見ました。苦労をかけていたんだと」と、しみじみ。

 がんであることをカミングアウトしたときに何が変わったかについては、「周りの見る目が変わる」と、ウィルとうなずきあうと、「この病気というのは誰がなってもおかしくない。早期発見が大事だと思います。検査が怖いという人もいますが、早く見つけて早く治しましょうっていうのを伝えたい。そうすれば周りの人を不幸にしなくて済むこともあると思います」と、がん検診を強く呼びかけた。

 映画『50/50』は12月1日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!

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都啓一
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ウィル・レーサー
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