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ニコール・キッドマン8年ぶりアカデミー賞候補作で子供を亡くした母を熱演

20111104ニコール・キッドマン
『ラビット・ホール』ポスター

 女優ニコール・キッドマン(44)主演の映画『ラビット・ホール』(監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル/配給:ロングライド)が5日から公開される。

 キッドマンの『めぐりあう時間たち』以来、8年ぶりにゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の主演女優賞候補。幼い息子を交通事故で8ヶ月前に亡くしてしまい、悲しみに暮れる夫婦の妻役と、派手さはないが、その一瞬一瞬のシーンに表情や仕草などキッドマンの自然な演技が光る作品だ。

 息子の命を奪った少年と偶然にも再会したことで揺らぐ夫婦の姿や、苦悩する夫とのぶつかり合など、ピュリツァー賞を受賞作品が原作とあって、深い人間ドラマが展開。まさに“ウサギの穴(ラビット・ホール)”に落ちた『不思議の国のアリス』ような、想定外の境遇を乗り越える姿が観る者を惹きつける。

20111104ニコール・キッドマン
ニコール・キッドマン

 このキッドマンの熱演に日本女優らからも絶賛の声が届いており、水野真紀(41)は「NY郊外の緑あふれる風景、柔らかなBGMが重いテーマを軽やかに映し出す。“普通の女性”を演じてもニコール・キッドマンはやっぱり素敵です」。

 さらに、大地真央(55)も、「かけがえのないものを失った時、今ある大切なものまでも揺るがせてしまう。誰にでも起こりうるかもしれない、この辛く高い壁を、強い勇気で乗り越える事こそが、希望ある未来をもたらしてくれると、素晴しい俳優陣が教えてくれた」と、メッセージを寄せている。

 映画『ラビット・ホール』は11月5日TOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開!

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