NO IMAGE

金正日総書記死去でアントニオ猪木、プリンセス天功らが哀悼の意

 北朝鮮の最高指導者で国防委員会委員長の金正日総書記(享年69)の死去を受け、交流のあったIGF会長・アントニオ猪木(68)、イリュージョニスト・プリンセス天功(年齢非公表)、音頭取り・河内屋菊水丸(48)が、コメントを発表したと、20日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ各紙が報じている。

 猪木は19日、都内の事務所で取材に応じ、今年9月にテコンドーの国際大会で訪朝した際、軍事パレードを見る金総書記を目にしており、「健康を回復したように見えたのだが、驚いている。謹んでお悔やみ申し上げます」と、悼んだ。

猪木会長は95年4月、師匠の力道山のルーツである北朝鮮・平壌のメーデースタジアムで、『平和の祭典』を開催し、2日間で38万人を動員。これまで22回訪朝しており、今後の北朝鮮について、「すでに後継者の金正恩氏がいて、さしあたっての混乱はないだろう。

 実質は(金総書記の)義弟の張成沢国防委員会副委員長が国を動かしていた。万が一に備えて、準備はしていたと思う」と、見解を示した。

 北朝鮮で何度も公演を行ったプリンセス天功は、水槽大脱出を試みた際、金総書記が「北朝鮮の水では、日本の水になじんでいるあなたの肌が荒れてしまう」と、急きょ2トン分のミネラルウォーターを用意したというエピソードも明かした。

 北朝鮮側から葬儀出席も求められているという天功だが、「こんなに早く亡くなるとは思わなかった。列車の中で急死するなんて、何かおかしいと思います」と、金総書記の急死に首をかしげていたという。

 『平和の祭典』で、猪木とともに訪朝した菊水丸は、わずか1分の対面ながら、「小柄で、市民や側近に比べてずいぶん恰幅のいい人だった」と回想。『平和の祭典』に出演したことで、感謝の壷を無言で手渡されたことなどを話した。

広告