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仁科亜季子父の岩井半四郎さん死去

 歌舞伎役者でテレビや映画でも活躍した俳優・岩井半四郎(本名・仁科周芳)さんが25日、多臓器不全のため都内の病院で死去した。84歳だった。26日付のデイリースポーツ、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、東京中日スポーツ各紙が報じている。

 岩井さんは東京出身。日本舞踊の初代花柳寿太郎の長男として生まれ、1935年に有楽座『侠艶録』の市川ぼたんで初舞台を踏むと、51年に10代目岩井半四郎を襲名。若衆役や女形、敵役、道化役など幅広く演じ、親しまれた。

 その役者人生の一方で、女優・岩井友見(60)仁科亜季子(58)仁科幸子(48)の父としても知られ、90年の幸子の婚約会見にも同席するなど、子煩悩な父親ぶりを見せていた。

 葬儀・告別式は29日正午から東京・築地本願寺第二伝道会館で営まれ、喪主は長男の仁科周興さんが務める。

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