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[後編]内田アナは局内で手を引かれた!堀北も舞台挨拶で…

 現在はフリーとして活躍している内田恭子(34)が、まだフジテレビの局アナ時代に、フジテレビのスタジオ内で、今回のテヨンと同じように、手を引っ張られて、あわや…という事態があった。

 05年10月14日、東京・台場のフジテレビでのこと、内田恭子(当時29)のファンとみられる不審な男性が侵入し
、内田アナが出演する深夜のスポーツ生番組『すぽると!』が終了するや、「結婚の約束をしている」といいつつ、内田アナに近づき、「好きだったんです。一緒に帰ろう」などと言い寄り、逮捕された。

 男は30代で、スポーツ新聞の記者を名乗り、内田アナが出演する同番組の取材と偽って侵入。番放送前にスタジオ入り、特に不審な様子もなく待合室で他のスタッフと談笑するなどしていたという。広報部は「取材ということで、約束があると勘違いし、警備員が入館証を渡したようだ」と説明した。

 最近では、07年11月に、女優・堀北真希(22)が、映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の舞台挨拶で襲われそうになった。

 ”事件”が起きたのは2度目の上映前に行われた舞台あいさつ。ステージには主演の吉岡秀隆をはじめ、小雪、薬師丸ひろ子ら出演者9人と山崎貴監督がいた。堀北があいさつしようとマイクを持ち1歩踏み出したとき、興奮した堀北のファンと思われる男が、ステージ右手から駆け上がった。

 あわや、というその瞬間、堤ら男性キャストが、スタッフらとともに男を取り押さえた。堤はその際、足を滑らせ、高さ約1メートルの舞台から転落した。舞台あいさつはそのまま中断。5分後に再開されたが、「真希ちゃんを出せー」と興奮する別のファンもいたため、あいさつは男性陣のみで行われた。堀北は直接被害もなく、落ち着いていたという。

 一夜明け、ドラマの会見に出席した堀北は、「びっくりしましたけど、周りの方が気を使ってくださったので」と話した。ただ、乱入余波で舞台あいさつが中止になったことは残念だったようで「自分の口で言いたかった。それが悔しいですね」と、ファンへの配慮と、気丈なところを見せた。

 昭和のアイドル全盛時代には、イベントでもファンとの距離は遠かった。また、「親衛隊」と呼ばれるコワモテのファン組織が、アイドルたちを守る自警団も兼ねていた。それが平成に入り、いわゆる「アキバ流」として、握手会や仕切り線もないような、身近で直接触れ合う交流イベントが多いが、タレントの安全性は、ファンのモラルによるところが多い。

 非常にいいことで、昭和時代に青春を過ごした記者からすると羨ましい限りなので、くれぐれもファンの方たちは、この手のトラブルを引き起こし、舞台挨拶やイベントなどでファンと直接交流できる場が少なくなるような行為にだけは走らないでもらいたい。

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