人気アイドルグループ『AKB48』の“あっちゃん”前田敦子(20、チームA)、“たかみな”高橋みなみ(20、チームA)、“麻里子様”篠田麻里子(25、チームA)、“さしこ”指原莉乃(19、チームA)、“あきちゃ”高城亜樹(20、チームA)が8日、都内で、Googleの情報共有ツール『Google＋』を活用し、海外進出にむけた新戦略プロジェクトの発表を行った。
「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、秋葉原に専用劇場を設けて、6年前の今日、誕生したAKB48だが、人気上昇とともに、なかなか「会いに行けないアイドル」となってしまった。この矛盾点を解消すべく、『AKB48』は新しい試みを発表した。
海外を視野に入れた活動をより一層発展させることを背景に、『AKB48』と検索エンジン『Google』が手を結み、ウェブ上での情報発信、情報共有が可能な『Google＋』というプラットフォームを活用し、日本全国はもとより、世界中に存在するファンとの交流や今後のグローバルな展開を後押しするプロジェクトとなっている。
『Google＋』の特徴の一つとして、『ハングアウト』というビデオチャットを使用することができ、AKB48から第一号として、あっちゃんが初体験。最大10人が参加できるビデオチャットには、愛知、大阪などからたまたま『ハングアウト』をクリックした中から選ばれた、幸運な9人が憧れのアイドルとサプライドトークを楽しんだ。
あっちゃんから、「聞こえますか?」と、緊張気味にうわずった声で問いかけると、ファンたちは、「わーすげぇ!」と第一声を返すのがやっと。あっちゃんは、「AKBで一番好きな曲は何ですか?」「どんな時にAKBの曲を聴きますか?」など、好奇心旺盛に次々と問いかけるも、緊張のほぐれないファンたちは、赤面して返答に困り、少しばかり沈黙して悩む。
わずか5分間のやり取りののち、最後にあっちゃんは、「私の好きなところはどこですか?」と、大胆な質問を9人に投げかけらると、「可愛いところ!」「踊っているかっこいいシーン!」と、AKB48で活躍する姿が次々にあげられ、今度はあっちゃんのほうが、だんだん照れはじめる。
あるファンから、「くしゃっと笑う笑顔も好きです」と、細かな表情を指摘されると、赤面しながら微笑んで、「ありがとうございます。また会いましょう」と、名残惜しそうに、9人のファンたちに手を振った。
『Google＋』では、AKB48、NMB48など国外にもいる姉妹グループも含む総勢260名が、最新情報や個々の出来事を発信していく。その他、ビデオチャットやコンサートライブのリアルタイム配信と、これまでにない接近したコミュニケーションが無料で提供される。
また、共有した情報は英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語の5ヶ国語に翻訳、配信されるとあって、麻里子様は、「外国の方と友達になれる。ジャカルタにいるメンバーとの交流が楽しみです！」と、これまで以上のグローバルな展開に心を躍らせていた。
同発表会で、登壇中の様子を写真付きでいち早く情報配信した、リーダー・たかみなは、「ブログの方は、2ヶ月更新ストップ中なんですよ…これを機にまた再スタートします!」と意気込み、加えて、「今まで皆で頑張ってきましたが、世界に発信する日がくるとは思っていませんでした。AKBの再スタートだとも思っています」と、新たな気持ちでAKB48の魅力を発信していくようだ。
あきちゃは、「何を更新しようか楽しみです。Googleを通して沢山の人たちにAKBを知っていただきたいです」と、世界中のファンとの交流に思いをはせた。また、さしこは、「メンバーの寝顔とかよく撮るんですよ。今までブログにアップしていないものもあるので、それをアップしちゃおうかな？」と、にやりとすると、他のメンバーたちも戦々恐々で複雑な表情を浮かべていた。
この新戦略について、AKB48プロデューサー・秋元康氏は、「どうなるのかなというのが本心です。大人たちの手が入らずに、メンバーの発言をそのまま載せることで心配なことは沢山あるけれど、色々なことでファンの皆様に支え、育ててもらったりと一緒に成長して欲しい。親の気持ちとして、独り立ちさせたいと思っています。とても楽しみです」と、大きな心でメンバーたちを見守っている。
AKB48の情報は本日より配信となっており、Googleのアカウントを所得していれば、誰でも参加可能となっている。
