グラビアタレント・壇蜜(32)が24日、都内ホテルで開かれた『第13回ビートたけしのエンターテインメント賞』授賞式に登壇。ビートたけし(66)がプレゼンター、司会はガダルカナル・タカ(56)、江口ともみ(45)が務めた。
“東スポ”の愛称で親しまれる東京スポーツ新聞社主催。その年話題になった著名人に授与する賞で同紙の客員編集長でもあるたけしが審査委員長となり開催されている。同時に、『第22回東京スポーツ映画大賞』授賞式も開かれた。
壇蜜は、昨年公開の主演映画『私の奴隷になりなさい』で、世の男性を虜にしたことなどが評価され、『話題賞』を受賞。たけしは、「不思議だよな。なんでこんなに有名になっちゃったんだろう?急にツチノコみたいな感じ」と、疑問を呈すると、タカが「ここのポジションが空いてて待っていたところに入った感じでは」と分析すると、たけしも「会話のセンスがいいのかな」とうなずいた。
いきなり「“書き初め”がまだなんですよ」と、言い出した壇蜜は、黒のサインペンをたけしに渡すと、「“書き初め”られたいので、“書き初めて”もらっていいですか?半紙はないので…」と、おみ脚をチラリ。
これに面食らったたけしは、「俺、孫がいるんだよ…」とタジタジ。「孫は8歳になってねぇ。こないだ裸で走るお笑いあったんだけど、『おじいちゃんああいうことやめてくれないかな』って言われたんだよ」と、やんわりと拒否しようとしたが、タカの説得や会場からの期待に押し負け、放送禁止用語を書いて、「こうなりゃギャグしかねぇだろ!」と、言い訳していた。
この受賞に「29歳でこの世界に入ったんですけど、“ミス何とか”とか賞も何も後ろ盾がないままに入ってきたので、誰よりも嬉しく感じています。年も取ってみるもんだし、大器晩成かなって」と、喜びを語った。
囲み会見では、「よくも悪くもいろんな話題を集めたということで、みなさんから評価をしていただいたので、良い評価、悪い評価はいっぱいありますけど、愛情の反対の無関心が一番寂しいことなので、これだけ見て頂けたことがありがたいです」と、受賞の感想を。
壇上でのパフォーマンスについては、「肩書きが中途半端なので楽しんでもらえたらなと思いました。露出を…、自分のお仕事をしたなと思います」と、したり顔。
今後は男性向けに頑張っていくことも明かしつつ、「全人類に目を向けたほうがいいのかな」と、遠い目をすることも。さらに、最近返答に困った質問があったそうで、「可愛らしくて、セクシーな旦那様のお迎え方を教えてくださいと言われたんですけど、私、独身なんですけど…」と、窮したという。
また、『私の奴隷になりなさい』で共演した俳優・板尾創路(49)と2人きりで壇蜜宅ですき焼きをしたと板尾自身がイベントで語っていたが、「初めて共演していただいて、お礼をしたかったんです。外で食べると、必ず年上の人が食事代を出しちゃうじゃないですか。それでお呼びしたんです」と、説明。「ドキドキしたのは(板尾の出演作)『月光の仮面』の仮面をもらったのがドキドキしました。それに、その次の月にお父さんになろうという人と、どうにかなろうという気持ちもなかったですし、そこまで切羽詰まってないので」と、明かすことに。
板尾を自宅に呼んだ時に恋愛相談もしたそうだが、「ちょうどそのとき、諦めきれない人がいて、ちょっと聞いてもらって、どうしたら振り向いてもらえるかと聞いて、『諦め切れないという気持ちを素直にぶつけたら?』って言われました。でも、いまだにぶつけ切れてないんです。いまは疎遠になっちゃってそれっきりなので、初めて男性に自分の気になっている人を相談しました」と、恋愛トークも披露していた。
今後は、「いまの自分の生活を文壇の世界に入っていけるように近寄れたらと思います。女優はお呼びがかかれば」と、前を向いていた。
■第22回東京スポーツ映画大賞
作品賞:『アウトレイジ ビヨンド』
監督賞:北野武(『アウトレイジ ビヨンド』)
男優賞:西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁(『アウトレイジ ビヨンド』)
主演女優賞:松たか子(『夢売るふたり』)
助演女優賞:該当なし
新人賞:マキタスポーツ(『苦役列車』)
外国作品賞:『ドライヴ』
特別賞:故・大島渚監督
■第13回ビートたけしのエンターテインメント賞
日本芸能賞:バイきんぐ、ハマカーン、アルコ&ピース、キンタロー。、ももいろクローバーZ、ゴールデンボンバー
話題賞:壇蜜
カムバック賞:高田文夫、鉄拳
特別賞:松井秀喜、高見盛