人気アイドルグループAKB48の“さきこ”こと松井咲子（21）が9日、東京・秋葉原の神タワーで映画『ビンゴ』のDVD発売記念トークイベントをNAKED BOYZの清水一希（22）と行った。
『リアル鬼ごっこ』や『×ゲーム』シリーズで知られる人気作家・山田悠介の『ビンゴ』がスクリーン公開を経ていよいよDVDで登場。死刑囚同士がビンゴゲームで生死を決めるという“山田悠介ワールド”が繰り広げられる。
同作の発売に清水は「非常に助かっています。なぜなら周りの友人たちは『DVD出たら教えて』と劇場に行かなかったからです」とユーモアで笑いを誘うと、松井も「父と母と兄は劇場で観てくれたんですけど、メンバーはお仕事の都合もあってなかなか難しくて。『ぜひ観たい』と言ってたので観て欲しいですね」とほほ笑んだ。
ナレーターのヒロイン役を演じた松井は「私もメンバーが出ている映画を観ていたりするので、観て欲しいんですけど、恥じらいもありますね」と照れ笑い。独特の世界観を映像にした作品に、清水は「死刑囚を使った人間ビンゴというありそうでない世界。僕たちがいつ殺されるかわからない状況で生きたい人、助けたい人、殺したい人という人間ドラマがそれぞれ描かれている。何度でも観て欲しいですね」とアピールした。
松井も「とくかく観れば観るほどハマっていく、ハラハラドキドキする作品。映画だけじゃわからないこともDVDを観るとわかると思います」とニッコリ。現役音大生らしく劇中ではピアノを弾くシーンもあるが、「メイキングでもずっと人見知りのまま写ってます」と恥じらいの表情。しかし、清水は「全然そんな風には見えなかったですよ。カメラ持って楽しそうにインタビューをしてた」と異議を唱えた。死刑囚とナレーターの撮影は別々に行われたということだが、清水が「あんなに松井さんは楽しそうにやってたんだなと思いました」といじると、松井も負けていられないとばかりに「人見知りをしていて、（楽しそうだったのは）最後のだけ。ずっと裏の方で引きこもってました。死刑囚が全員集合している場面があるんですけど、楽しそうに『イェーイ』ってやっていて違う映画のメイキングをみているようで、寂しかったです」とやり返していた。
映画初主演となる清水は撮影を振り返り「いろいろな経験をさせてもらいました。常に現場の中心にいるのでプレッシャーもあったり初めての感覚」。松井は「本格的なお芝居がはじめてだったので、一歩でも成長でき、演技の仕事をもっとしてみたいという気持ちになりました。恥ずかしいことが無くなった」と自信をみせた。どういうことかというと松井は「短いウィッグは初めてだったんですけど、ちょっとテレていたのが無くなりました。でも、正直ウィッグじゃなくても良かったんじゃないかな？」と首を傾げると、清水も「僕も思ってました」と思わず笑った。
ここで12月10日生まれの松井に誕生日ケーキのサプライズ。思わぬ演出に歓声を挙げた松井は「2012年は充実した1年。来年はもっといい年にしたいです。AKBとしても後輩の勢いがグングンきているし、個人の方でもピアノや演技の仕事をしていきたいです」と抱負を語った。
報道陣から「観て欲しい人は？」と聞かれると、清水は「友達というより先輩に観てもらってアドバイスやダメ出しをしてもらいたい」と語り、松井は「AKBのメンバーに観て欲しいです。特に大島優子ちゃんは演技の仕事もいっぱいしているので、観てもらうというより一緒に観たい」と語った。
大島といえば、先日行われた別の映画の試写会で涙を流しながら途中退出し「私はこの映画が嫌いです」と異例のコメントを出したことも記憶に新しいが、「優子ちゃんは厳しい目で観てアドバイスをしてくれると思います。モノマネをするのが得意なので誰かのモノマネしてくれそう」と笑顔でコメント。「大島さんは泣いたりしない映画？」と聞かれると「泣かなそう」と語っていた。
また、明日に控える誕生日について聞かれると「バースデーイベントがあるのでファンの方と楽しみたいです。欲しい物があんまり思い浮かばないんですけど、物というより前のチームKのご飯会を開きたいです」と笑顔だった。
DVD『ビンゴ』は好評発売中！
