女優・森光子さんの本葬が7日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれ、森さんと40年以上の交流があったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長（72）が弔辞を読みあげた。
■以下、抜粋
「誰もがお会いすると森光子ファンになってしまう。そんな素敵な方でした。もちろん私もその1人でした」
「でも、その笑顔の裏には、役者としてトップに立ち続けるための日頃の努力があり、想像を超える熱い思いがあったことでしょう」
「『放浪記』ではお客様が楽しみにされていたでんぐり返しへは、日頃の鍛錬のたまもの。役者魂の表れでした。みんながああなりたいという役者。素晴らしい業績を残しながら、とても、とてもかわいい人でした。森さんの生き様でどれだけ多くの人が希望を与えられ、勇気づけられたか、計り知れないものがあります」
「私の心の中にある森さんは同じように日本人の多くの心の中に、いつも、またいつまでも生き続けていくでしょう。森さん……、本当に長い間ありがとうございました。全力疾走の一生でしたが、これからは少しは安らかな気持ちになれると思います。どうぞゆっくりお眠りください。本当にありがとうございました」
