俳優・今井翼（31）が5日、東京・東急シアターオーブでダンス・エンタテインメント『バーン・ザ・フロア Around the World Tour 2012』初日に開演を前に共演のダンサーらとともに会見を開いた。
ブロードウェイ、ロンドン・ウエストエンドをはじめ世界で人気を博しているステージが7度目となる日本に上陸を果たした。
「このお話を頂いたときは夢のようなお話でビックリしました」という今井は、「あらゆるダンスのすごみ、ダンスの素晴らしさを教えてくれるエンターテイメントショーだと思うので、自信になっていますね」と、笑顔を見せる。
起用の理由について、振付のジェイソン・ギルキソンは「初めて今井さんの公演を観たのはDVDだったのですが、その後、来日したときにPLAYZONEを観せていただいて、これは凄いなと思いました。『バーン・ザ・フロア』の熱と同じく感じました」といわれ、今井は、「自分のこれまでの作品を観ていただけるというのは嬉しいですね」と、感想を語った。
本作と共通する部分について今井は、「僕自身は踊りが好きでやってきたわけですが、いろんなステージの経験がつながってきたのがあります。とにかくパッションで踊ってます」と、意気込みを語った。
また、同日未明に亡くなった中村勘三郎さん（享年57）とは1999年のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』で共演。大石内蔵助役で主演した勘三郎さんと、赤穂四十七士の矢頭右衛門七役で共演した今井は、現場のムードメーカーだったと振り返りながら、「47人もいて勘三郎さんとの距離があったんですが、中打ち上げのときに『翼くんは一番後ろの方でもいい目をして、お芝居をしている』と言ってもらえて忘れられず、どんなときも勘三郎さんからいただけた言葉は強く胸に染みるものがありますね」と、胸の内を語った。
東京公演は12月5～9日まで同所で。その後、12～16日まで大阪・オリックス劇場でも上演される。
