歌手でモデルの木村カエラ(28)が5日、都内・新宿区の東京モード学園コクーンホールAで行われた映画『フランケンウィニー』(監督:ティム・バートン/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)の公開を記念したファッション・コンテストにティム・バートン監督(54)、プロデューサーのアリソン・アバッテ氏とともにゲストとして出席した。
『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才ティム・バートン監督による、ディズニー史上、最も奇妙なワンダーランド作品。孤独な少年ヴィクターが、唯一の友達だった愛犬に強烈な電気を流し込む“禁断の実験”で甦らせ、街中に大事件を巻き起こしていく…。
まず、ティム監督、アリソン氏が登壇し、場内に集まったモード学園の学生が拍手喝采。同映画をプロデュースした経緯について、アリソン氏が「『ティム・バートンのコープスライド』という作品を終えたとき、監督のほうから『フランケンウィニー』をリメイクしたい。ストップモーションアニメーションで行いたいとお話を聞いて、時期的にも素晴らしいのではないかと思い、参加することになりました」と、説明した。
続いて、ティム監督が、この作品で伝えたいことについて、「私は犬と怪獣が大好きで、ストップモーションアニメーションという技法がとても好き。自分が愛してやまないものを1本の映画にまとめるということで、皆さんに喜んでいただけたら」と、メッセージを。
そして、同映画のインスパイア・ソング「WONDER Volt」を歌っているカエラが登場すると、学生からひときわ大きな歓声が！ 同映画について、「孤独の中に、希望が見える映画だと感動したのを覚えています。キャラクターも凄くかわいくて、魅力的で、モノクロなのに観終わったら気持ちがカラフルになるような、とってもかわいい映画」と、感想を語った。
さらに、「少年ヴィクターが、スパーキーを失ってしまって、彼を生き返らせられるんだと気づいたときの早さというか、実験を行うところが印象的。そこの音をリズムとして、イメージ的に使わせていただいたり、孤独から生まれた希望をもとに歌詞を作りました」と、「WONDER Volt」制作秘話も明かし、同曲が収録された最新アルバム『Sync』が、19日にリリースされることもアピール。
同曲について、アリソン氏は「この歌が大好きで、私も日本語を話せたら、自分も口ずさめるのに。ハミングしかできないところが残念」、ティム監督は「とてもこの曲が大好きで、気に入っている。この作品の精神を捉えている歌だと思う。喜びであったり、電気、スパークも伝わる」と、それぞれ称賛した。
ファッション・コンテストは、モード学園の学生に衣装をプロデュースされた子供と子犬のペア6組が、ランウェイを歩き、ポージング。結果、ヘア・メイク賞をTeam A、スタイリング賞をTeam Fが受賞した。
Team Aをカエラが「雷をイメージした髪型と聞いて、私も雷に打たれた髪型にしてきたので、あ、一緒だ！と思ったのと、出てきたときにかわいくて衝撃的だった」と総評。ワンちゃんがランウェイで大暴れしていたTeam Fについて、アリソン氏が「犬がとても愉快だなと思いました」とコメントし、場内を沸かせた。
『フランケンウィニー』は、12月5日より3D・2D同時公開！
